レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/07/18
- 登録日時
- 2006/12/02 02:11
- 更新日時
- 2007/10/16 13:35
- 管理番号
- 埼久-2006-028
- 質問
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解決
酸化力の強い化学物質(酸化剤)について記載してある文献がみたい。ケミカル反応を確かめたい。ただし鉛・硫酸・塩酸など人体への害が大きいものは除く。
- 回答
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以下の資料に記載があった。
■『日本大百科全書 10』〈酸化剤〉主な酸化剤の記載あり。
■『身近な化学の実験と化学の基礎』(東洋館出版社 1998)p130 第7章 燃焼と酸化還元反応/9 酸化剤と還元剤の中に「酸化剤」の例として、酸素、オゾン、過酸化物、酸素酸イオン、ハロゲン分子、金属 イオンが挙げられている。硝酸、次塩素酸溶液、過酸化水素水、さらし粉、二酸化マンガン、酸化銅(II)、酸化塩(I)、(II)、塩化鉄(III)、ニクロム酸カリウム、過マンガン酸カリウムを試料とした実験例の簡略な図あり。
■『大学生の化学』(三共出版 2001)p141 9 酸化と還元の中に「主な酸化剤と還元剤」と「主な漂白剤」の表がある。「主な酸化剤」については、試薬(塩素、オゾンなど)と反応(化学反応式)の記載あり。「主な漂白剤」については、「酸化剤」は塩素系=次亜塩素酸ナトリウム さらし粉、酸素系=過炭酸ナトリウム、過酸化水素、過ホウ酸ナトリウムに分けられ、塩素系は「酸素と混合すると塩素を発生し、人体に危険であるから、その使用に当たっては十分に注意をする必要がある。」という注がある。
■『やさしく学べる基礎科学』(森北出版 2003)p148-149に「酸化剤、還元剤の強さと単極電位」という参考項目あり。酸化剤の単極電位の測定により、酸化剤の強さの順を決めることができるという記述があり、酸化剤の強弱順に化学反応式を掲載した表あり。
■『定量分析化学 改訂版』(培風館 1982)p253-274 11 酸化還元滴定の応用の項目があり、酸化還元試薬の性質、溶液の標定の方法、分析の応用についての記述あり。
■『実験化学講座 17 有機化合物の合成 5 酸化反応(第5版)』(丸善株式会社 2004) 専門的な内容で、各物質の酸化についての説明、反応の様式、実験法についての記述で1冊が構成されている。実験の紹介においては、危険をともなう場合の注意事項についても記述されている。
- 回答プロセス
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自館目録を書名〈酸化〉で検索、およびNDC分類(43)の書架にあたる。また《NDLOPAC(雑索)》を〈酸化力〉で検索し2件ヒットするが、該当誌は県内所蔵館なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 物理化学.理論化学 (431 9版)
- 化学 (430 9版)
- 参考資料
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- 『身近な化学の実験と化学の基礎』(東洋館出版社 1998)
- 『大学生の化学』(三共出版 2001)
- キーワード
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- 化学
- 酸化
- 化学反応
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000031809