レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/11/05
- 登録日時
- 2015/02/14 00:30
- 更新日時
- 2015/02/14 00:30
- 管理番号
- 6001006694
- 質問
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解決
昔、大和川を行き来していた剣先舟の写真か絵が載った資料を見たい。貸出可能な資料があれば教えてください。
- 回答
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剣先船の絵は、『河内名所図会』(享和元年)や『和漢船用集』(明和3年)の絵が、出典となっているのが多いようです。
剣先船について、船の絵があり、貸出できる資料は以下の資料です。
(【 】内は、当館の請求記号です。)
・『図説大阪府の歴史』図説日本の歴史27 津田秀夫責任編集 河出書房新社 1990年 【216.3-2N②】(個人貸出可)
p.218 大和川・平野川筋の川船
「和漢船用集」の絵と同じ絵の剣先舟が、ヨコ8㎝程で掲載されています。
・『日本名所風俗図会』11 近畿の巻Ⅰ 角川書店 昭和56 【370-387】(個人貸出可)
p.331に収録されている『河内名所図会』の中の、
「大和川 築留」に、船の絵があります。 図がタテ10×ヨコ7㎝の大きさに縮小されているため、図の中の船の大きさは、1㎝くらいです。
・『河内名所図会』 柳原書店 昭和50年 【378-685】(個人貸出不可、図書館可)
p.264~265「大和川 築留」見開きで一つの絵ですが、船の絵は、265頁にあり、タテ16㎝×ヨコ12㎝の中に、1.3㎝くらいの大きさです。
・『松原市史』第1巻 本文編1 松原市 昭和60年 【216.3-133N-1】(個人貸出不可、図書館可)
p647に、『河内名所図会』の大和川 築留の図があり、その下に、剣先船(『河内名所図会』)と書かれています。図の大きさは、8㎝×6㎝に縮小されています。
・『大阪市史』第5巻 大阪市参事会 明治44年 【328-9③】(個人貸出不可、図書館可)
『諸川船要用留』のp.384と385の間に川船の図があります。
第4図が剣先船です。五十分の一の大きさです。上部は左側面、その右は艫部よりみた右半部、横線の下は上面よりみた左版部、下部は横断面の右半部を示しています。
・『船と歴史のミュージアムなにわの海の時空館『展示総合図録』』なにわの海の時空館 2003年 【683-98N③】(個人貸出不可、図書館可)
p.38 規制されていた船の活動範囲、という図のなかに、「剣先船 17.5m(15~20石積)京橋より奈良への旧大和川筋で活躍」という説明とともに、タテ0.5㎝×ヨコ3㎝の絵があります。
・『舟運と河川技術 琵琶湖・淀川舟運~近世から現代』 国土交通省近畿地方整備局河川部 2004年 【684-24N③】(個人貸出不可、図書館可)
p.30 剣先船の模型の写真があります。タテ4.8㎝×ヨコ3.7㎝。
・『日本科学古典全書』第12巻 三枝博音編纂 朝日新聞社 昭和18年 【608-9】(個人貸出不可、図書館可)
p.394~395 剣先舟
収録されている『和漢船用集』巻5 の絵は、見開き2頁にわたり、積荷や人の細部がよくわかります。船の大きさは、ヨコ17㎝程です。
・『日本産業資料大系』11巻 瀧本誠一編纂 中外商業新報社 昭和2年 【800-61】(個人貸出不可、図書館可)
p.228 「和漢船用集」巻5 剣先舟 1頁の中に船の絵が大きく描かれています。船の大きさは、ヨコ13㎝程です。
参考資料
・『江戸時代 人づくり風土記 27/49 大阪の歴史力』農山魚村文化協会 2000年 【210.5-3N】(中央図書館に個人貸出可あり)
p.72~74 「大阪近郊地域の川船」
剣先船の説明が詳しいですが、絵はありません。
[事例作成日:平成26年12月22日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『藤井寺市史』、』藤井寺風物百選』
- NDC
- 参考資料
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- 河内名所図会 享和元年
- 和漢舩用集 明和3年
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000167670