レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年03月02日
- 登録日時
- 2010/03/16 09:57
- 更新日時
- 2010/04/02 11:45
- 管理番号
- 福若-2010-0225
- 質問
-
解決
小浜の幕末から明治頃の歌人「藤倉愛子」に関する資料を知りたい。
- 回答
-
『藤倉愛子の遺詠並添削批語の拾遺』が、現在確認できる唯一のまとまった資料。
ほかに、『福井県短歌史』に、ややまとまった伝記的記述がある。
- 回答プロセス
-
① 自館で、タイトルor著者or件名で「藤倉愛子」で検索する。
→ 下の2件の資料がヒットした。
・『藤倉愛子の遺詠並添削批語の拾遺』山口久三著 若狭史学会1973 (H911/フシク)
:現在確認できる唯一のまとまった資料。藤倉愛子の詠草(著者いわく、ほとんどが弟子の添削の際の追吟)
および弟子の歌の添削等を集成している。巻頭・巻末に若干の伝記的記述がある。
*なお巻末に、藤倉愛子の遺詠が「小浜八幡宮の宮司家に沢山多数残っている」との話を聞いたことが、述べられている。
・『小浜のおいたち 広報おばまより』福井県立若狭図書学習センター編1999 (H275/オハマ)
:№173が「藤倉愛子」の回。伝記的事項を簡潔にまとめてある。
② 郷土資料H911ほかの書架をあたる → 下の関連資料があった。
・『福井県短歌史』福井県短歌人連盟 1976 (H911/フクイ)
:①の『藤倉愛子の遺詠…』を主に参考としつつ、p112~113,163~166,172にそれぞれ関連記述がある。
本人の伝記的事項ほか、伴信友,山川登美子との関係や指導した和歌会「八雲会」についても記述がある。
③ 山川登美子関係の資料をあたる。伝記・研究書等多数のため、最も網羅的な資料である『山川登美子全集』下巻(研究・資料篇)
坂本政親編著 文泉堂出版 1994 を調べる。
:伝記部分の「登美子の生い立ち」のp42,51に小浜在住期における和歌の学習についての記述があるが、
藤倉愛子についての記載はない。和歌の師としては、「棚橋兼次郎」という人物があげられている。
- 事前調査事項
-
歌人・山川登美子の小浜在住期に和歌の師だった。
- NDC
-
- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 藤倉愛子
- 「八雲会」
- 山川登美子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000064704