レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2009/04/09 02:11
- 更新日時
- 2015/03/30 16:23
- 管理番号
- 日進08S-93
- 質問
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解決
「少子高齢社会」が社会用語として使用されだしたのは、いつ頃からか。
- 回答
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「少子高齢社会」が使用されだしたのは1994年。
『社会福祉用語辞典』(369/0485)には「公的にはじめてこの用語(少子高齢社会)が用いられたのは、厚生労働省の高齢社会福祉ビジョン懇談会が1994年に提出した報告書『21世紀福祉ビジョン:少子高齢社会に向けて』(369.2/0199)においてである。」と記述されている。
- 回答プロセス
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自館OPACで”少子高齢社会”と検索。
『少子高齢社会の未来学』(2003)(334.3/048)→× 時期についての記述なし。
『21世紀高齢社会の基礎知識』(367.7/01)→×
『日本・ドイツ・イタリアの超少子高齢社会からの脱却』(2009)(334.3/056)→× 時期についての記述なし。
『少子高齢社会と生活経済』(2004)(365/0153)→× 時期についての記述なし。
自館OPACで”人口問題”と検索。
『ベーシック/日本の人口問題』(334.3/029)→×
『自爆する若者たち』(334.2/013)→×
『低出生をめぐる諸問題』(334/037/2)→×
『第三世界の人口と経済開発』(334/037/3)→×
国語辞典より
『岩波国語辞典 第5版』(1994)(813.1/99/0347)→×
『岩波国語辞典 第6版』(2000)(813.1/0115)→×
『岩波国語辞典 第7版』(2009)(813.1/0140)→× 少子高齢社会の項目はあるが時期のついての記述はない。
自館契約データベース『中日新聞・東京新聞記事データベース』で”少子高齢社会”の記事検索。一番古いものが1994年12月17日。
自館契約データベース『聞蔵Ⅱ』で”少子高齢社会”の記事検索。一番古いものが1996年3月30日。
自館契約データベース『日経テレコン』で”少子高齢社会”の記事検索。一番古いものが1995年8月3日。
自館OPACで”新語辞典”と検索。
『新語・流行語大全』(814.7/016)→×
『外辞苑』(813.7/080)→×
自館OPACで”用語辞典”と検索し、「少子高齢社会」と関係のありそうなものを調べる。
『社会福祉用語辞典』(369/0485)に「少子高齢社会」の項目があり、公的に使用されたのは1994年と記載があった。そこに記載されている『21世紀福祉ビジョン:少子・高齢社会に向けて』(369.2/0199)でも確認する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 人口.土地.資源 (334 7版)
- 社会福祉 (369 7版)
- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367 7版)
- 参考資料
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- 『社会福祉用語辞典』ミネルヴァ書房/2013/(369/0485)p.199 (AJ97101526)
- 『どう支える超高齢社会』厚生問題研究会編/厚生問題研究会/1994/(369.2/0199) (AJ94206033)
- 自館契約データベース『中日新聞・東京新聞記事データベース』
- キーワード
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- 少子高齢社会
- 少子化
- 高齢化
- 社会用語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 司書講習生
- 登録番号
- 1000053747