レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/02/24 17:52
- 更新日時
- 2010/11/15 10:42
- 管理番号
- 2009-168
- 質問
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解決
東南アジアの古い民族ヴェッドイド族について、英文スペルも併せて知りたい。
- 回答
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ヴェッドイドの日本語表記は、「ヴェードイド」、「ベッドイド」、「ヴェドイド」、「ベドイド」など色々あるようです。
英語綴りは「Veddoid」です。
Veddoidについては、『東南アジア社会文化辞典』(p38)に「ヴェードイド」として項目がもうけられ比較的詳しい説明があります。
また、「ブリタニカ・オンライン・ジャパン」で検索すると、「ベッドイド」で小項目がヒットしました。
冊子体の『ブリタニカ国際大百科事典』を見ると、この項目は「電子ブック小項目版」の方に記載があるようです。
(当館に「電子ブック小項目版」の所蔵はございません。)
しかし「ベドイド」という表記で、1巻p167の「アジア」の項で触れられています。
説明ではありませんが、『新・東南アジアハンドブック』(p444)にも「ヴェドイド」について言及されています。
ご参考までに。
詳細は回答プロセスをご覧ください。
- 回答プロセス
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1. 図書館契約データベース「ブリタニカ・オンライン・ジャパン」で「ヴェッドイド」をキーワードに検索
→ヒットなし
→キーワードを「ベッドイド」に変えて検索
→『ブリタニカ国際大百科事典』の「小項目」ヒット。
「ベッドイドVeddoid
ベドイドともいう。類ベッダ人種の意で,インド南部,デカン高原の森林地帯に居住する形質的,文化的にベッダ族と似ている人種集団をいう。
皮膚は暗褐色で,低身長であるが,額はまっすぐで,眉稜はあまり突出しておらず,ベッダ族とは区別されている」
2. 冊子体の『ブリタニカ国際大百科事典』の「総索引」で「ベッドイド」を調べる
→「CD」とあり、これは「電子ブック小項目版」にしか掲載されていないことが分かる(当館に「電子ブック小項目版」所蔵なし)。
→しかし「ベドイド」という表記なら、1巻p167の「アジア」の項に記載があるようなので、1巻を見る
→「アジアにおける唯一のオーストラロイドはベドイドであり、ときにはプレドラビダ人とかプロトオーストラロイドと呼ばれている。そのなかには・・・」
という記載を確認。
3. 『世界民族事典』
→名前は出てくるが、説明はなし。
4. 『世界の少数民族を知る事典』
→記載なし。
3. 『東南アジア社会文化辞典』
→p38に「ヴェードイド Veddoids」として詳しい説明あり。
4.『新・東南アジアハンドブック』
→p444に「ヴェドイド」の記載あり。ヴェドイドとは、というような説明はないので参考程度に。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『世界民族事典』(東京 : 弘文堂 , 2000.7) (大今図 参考室 389||S216 )
- 『世界の少数民族を知る事典』(東京 : 明石書店 , 1990.3) (大今図 参考室 389||A9 )
- 『東南アジア社会文化辞典』(東京 : 東京堂出版 , 1978.9) (大今図 参考室 302.23||T9)
- 『新・東南アジアハンドブック』(東京 : 講談社 , 1988.6) (大今図 参考室 302.23||S4)
- 『ブリタニカ国際大百科事典』第3版(東京 : TBSブリタニカ , 1995.7) (大今図 参考室 031||G9231)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 卒業生
- 登録番号
- 1000063859