レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20000214
- 登録日時
- 2005/02/02 02:15
- 更新日時
- 2005/11/14 11:20
- 管理番号
- D2000F0107
- 質問
-
解決
江戸時代の幕臣の歌人 佐々木一陽 について、事前調査資料以外に何かわかることはないか。特に佐々木一陽の和歌について。
また、佐々木一陽編とされる「梅花百題和歌」に、佐々木一陽の和歌が載っているか。
- 回答
-
(1)佐々木一陽と和歌について
当館の蔵書目録からはまとまった文献は見当たらない。人物書誌、人名事典、国文学年鑑などのほか下記の書誌を通覧した。断片的な記載が、(2)の第1巻収録記事と(4)にある程度であった。
(1)『幕末明治研究雑誌目次集覧』 柳生四郎・朝倉治彦編 日本古書通信社 1968 1冊 <210.58-Y143b>
(2)『書物関係雑誌目次細目集覧』 第1巻、第2巻 書誌研究懇話会 日本古書通信社 1974-1976 <UM1-2>
この集覧の第1巻177頁に収録されていた雑誌『集古』に収載の記事は、典拠に記載のあった資料。書誌事項は以下のとおり。
森潤三郎 「佐々木萬彦と一陽と」 復刻版『集古』8巻(昭和15年3月 通巻172冊)p129-130 <Z8-1801>
森潤三郎 「萬彦と一陽と 補遺」 復刻版『集古』8巻(昭和15年5月 通巻173号)p158 <Z8-1801>
(3)『近世書籍研究文献目録』 鈴木俊幸編 ぺりかん社 1997 p.158 <UM1-G2>
(4)『名家伝記資料集成』 森繁夫 思文閣出版 1984 <GB12-57>
該当個所 2巻354頁
この部分に収録されている歌集で、『大江戸倭歌集』を除く資料については下記2点を当館で所蔵している。佐々木一陽の和歌が掲載されている部分は以下のとおり。
『たち花の香』 観尊編 弘化4版 <911.157-Ka478t> (古典籍資料室所蔵)
該当個所: 上巻 30丁 オモテ
『波布里集』 嘉永4版 <104-37> (古典籍資料室所蔵)
該当個所: 9丁 オモテ
(2)「梅花百題和歌」について
当該資料は当館未所蔵のため、佐々木一陽の和歌が掲載されているか不明。複製版、活字本の類も見当たらない。『国書総目録』によれば、慶応大学で写本を所蔵している。
< >内は当館請求記号
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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典拠:佐々木萬彦と一陽と(森潤三郎著):龍(集古)昭和15年3月発行。文中に「一陽の歌は大江戸和歌集にも4,5首出て・・・」とある。
『国書人名録』、『国書大事典』(3)(p.842)、(11)(p.901)には、和歌についての記載なし。
『国歌大観』(6)大江戸倭歌集に4首ある(p.402、619、782、970)。
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 幕末明治研究雑誌目次集覧 柳生四郎・朝倉治彦編 日本古書通信社 1968 1冊 <210.58-Y143b>
- 書物関係雑誌目次細目集覧 第1巻、第2巻 書誌研究懇話会 日本古書通信社 1974-1976 <UM1-2>
- 近世書籍研究文献目録 鈴木俊幸編 ぺりかん社 1997 p.158 <UM1-G2>
- 名家伝記資料集成 森繁夫 思文閣出版 1984 <GB12-57>
- キーワード
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- 和歌
- 佐々木一陽
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000014201