このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)管理番号
(Control number)
B2008F0415
事例作成日
(Creation date)
登録日時
(Registration date)
2009年01月30日 02時12分更新日時
(Last update)
2009年01月30日 10時18分
質問
(Question)
平衡伝送(差動信号)用コネクタの構造(特に信号ピンの形状/配置)について、クロストーク抑制の観点から解説されている教科書・参考書的な文献(できれば日本語のもの)をご紹介ください。1997年以前に刊行された文献を希望いたします。1930年代~1950年代に研究されている技術です。
回答
(Answer)
お尋ねの内容に近い雑誌論文はありますが、教科書的・参考書的な和図書資料は見当たりませんでした。調査の詳細は以下をご覧下さい。

図書資料:

 当館NDL-OPAC( http://opac.ndl.go.jp/index.html )の「一般資料の検索/申込み」でタイトルに「平衡伝送」や「差動信号」を含む資料を検索しましたが、該当する資料はありませんでした。また、当館の主な参考図書資料に対して採録している目次検索システム(当館館内および都道府県立図書館等にて限定公開しています)にて、目次に「平衡伝送」や「差動信号」を含む資料を検索しましたが、こちらも該当する資料はありませんでした。よって、お尋ねの「平衡伝送(差動信号)用コネクタ」に関する図書資料を探すには、コネクタの観点から資料をリストアップし、逐一、現物確認を行っていくことになります。

 まず、NDL-OPACをタイトル「コネクタ」、分類「ND351(電子工学)またはND354(電子工学-部品)」、出版年「1997年以前」で検索してヒットした資料から薄手のセミナーテキストの類を除くと以下の5件となります。なお、【 】内は当館請求記号です。
(1)『コネクター設計と技術』(ローランド・ローレンス著 日幸ドイツエアロスペース(株)訳 日本ドイツ 1988.11 301p 【ND354-E49】)
(2)『最新プリント基板用コネクタ規格表 : カードエッジ・コネクタ 2ピース基板対電線用コネクタ 基板対基板用コネクタ』(畔津明仁編 CQ出版 1987.12 477p 【ND354-E3】)
(3)『コネクタ最新技術』(「コネクタ最新技術」編集委員会編 増補新版 総合技術出版 1987.4 350,109p 【ND354-78】)
(4)『コネクタ設計・製造技術の要点』(日本工業技術センター 1985.9 314p シリーズ名:エレクトロニクスエッセンシャルズシリーズ ; no.12 【ND354-62】)
(5)『コネクタ最新技術. 1984年版』(「コネクタ最新技術'84年版」編集委員会編集 総合技術出版 1984.5 257,125p シリーズ名:Electronics technology series ; no.1 【ND354-40】)

 いずれの資料も、目次や索引を確認する限り、「平衡伝送」、「差動信号」、「クロストーク」、「漏話」というキーワードは見当たりませんでした。
 次に、上記5点の資料には、件名「電気接点」が付与されていることから、NDL-OPACを件名「電気接点」、出版年「1997年以前」で検索してヒットした資料の中に以下のような文献総合目録がありました。

(6)『機構部品に関する文献総合目録』(真野国夫他編 佑学社 1973 349p 【ND1-2】)
 巻末にある項目索引のp.341に「コネクタ・ジャック(パッチボードを含む)」の項があり、96件の文献番号がリストアップされています。各々の文献の書誌事項は別ページに掲載されており、著者・論題名・資料名(または会議名)・巻号ページ・刊行年月とともに内容の説明が5行程度で記載されています。
※リストアップされている文献中に、お尋ねの内容が記載されている文献が含まれているか否かについては未確認です。
※項目索引に「クロストーク」や「漏話」という項目は存在しません。

(7)『コンタクトに関する文献総合目録』(真野国夫他編 学術出版会 1970 223p 【ND1-1】)
 巻末にある索引のp.223に「コネクタ・ジャック」の項があり、32件の文献番号がリストアップされています。各々の文献の書誌事項は別ページに掲載されており、著者・論題名・資料名(または会議名)・巻号ページ・刊行年月とともに内容の説明が6行程度で記載されています。
※リストアップされている文献中に、お尋ねの内容が記載されている文献が含まれているか否かについては未確認です。
※項目索引に「クロストーク」や「漏話」という項目は存在しません。

 なお、(6), (7)以外で検索にヒットした資料も確認しましたが、目次や索引を確認する限り、「平衡伝送」、「差動信号」、「クロストーク」、「漏話」というキーワードは見当たりませんでした。

 また、NDL-OPACをタイトル「機構部品」、出版年「1997年以前」で検索したところ、上記(6)の資料以外に以下の資料がヒットしました。

(8)『富士通電子部品ハンドブック. 回路・機構部品編 1970年』(富士通株式会社 1970 400p 【ND2-34】)
 「機構部品編」「1. 接触部品」の項のp.113~148にコネクタに関する記述があります。信号ピンの配置や形状について記載されていますが、「平衡伝送」、「差動信号」、「クロストーク」、「漏話」というキーワードは見当たりません。なお、『富士通電子部品ハンドブック』は、当館では1970年版のほかに、1968年版【549.036-H987h】と1973年版【ND2-34】(1970年版と同一の請求記号です)を所蔵しています。


雑誌論文:

■当館雑誌記事索引による検索■
 当館NDL-OPAC( http://opac.ndl.go.jp/index.html )の「雑誌記事索引の検索/申込み」で、検索対象年のチェックボックスすべてにチェックを入れ、以下の3条件でAND検索したところ、1997年以前の論文ではないものの、2件の文献がヒットしました。(平成20年6月19日現在)

 タイトル=(平衡伝送 or 差動信号)
 タイトル= コネクタ
 タイトル=(クロストーク or 漏話)

(9)赤間淳一, 熊本忠史, 清水学 他:「次世代高速信号用コネクタの開発」(『電子情報通信学会技術研究報告』(ISSN:0913-5685,【Z16-940】) 101(22) [2001.4.20] pp.19~23 レポート番号:EMD2001-4)
(10)長瀬守, 淀川昭洋, Eddie Azuma:「高速伝送コネクタに関する一考察 (ショートノート特集)」(『電子情報通信学会技術研究報告』(ISSN:0913-5685,【Z16-940】)  100(511) [2000.12.15] pp.21~24 レポート番号:EMD2000-78)

■科学技術振興機構が作成するJDreamIIによる検索■

 当館で契約している科学技術系文献情報データベースJDreamIIのJSTPlus(1981年以降の文献を収録)を以下の3つの条件でAND検索したところ、11件の文献がヒットしました。(平成20年6月19日現在)

 キーワード:平衡伝送 or 差動信号
 キーワード:コネクタ
 キーワード:漏話 or クロストーク

ヒットした11件のうち、(9), (10)以外の9件を以下に列挙します。

(11)整理番号:03A0275476
和文標題:高速伝送コネクタの開発
英文標題:Development of Connectors for High-Speed Transmission
著者名:山崎修司, 八木橋智典, 熊谷忠行 (NECトーキン岩手 開発部), 高野正弘 (NECトーキン栃木)
資料名:NEC Tokin Tech Rev
JST資料番号:Y0462A
ISSN:1347-6777
巻号ページ(発行年月日):Vol.29 Page.37-41 (2002.09.12)
写図表参:写図10, 表1
資料種別:逐次刊行物(A)
記事区分:短報(a2)
発行国:日本(JPN)
言語:日本語(JA)
当館東京本館所蔵【Z17-360】

(12)整理番号:03A0014471
和文標題:高速差動伝送用バックプレーンコネクタ(MJ05)の開発
英文標題:Development of Printed Board Connector for High Speed Differential Transmission.
著者名:芳賀悟郎, 進藤健 (航空電子 コネクタ開発本部)
資料名:航空電子技報
JST資料番号:X0671A
ISSN:0910-5689
巻号ページ(発行年月日):No.25 Page.34-40 (2002)
写図表参:写図5, 表4
資料種別:逐次刊行物(A)
記事区分:解説(b2)
発行国:日本(JPN)
言語:日本語(JA)
当館東京本館所蔵【YH247-109】

(13)整理番号:02A0622756
和文標題:高速差動伝送用バックプレーンコネクタの開発
英文標題:Development of Printed Board Connector for High-spped Differential Transmission.
著者名:芳賀悟郎, 進藤健 (日本航空電子工業)
資料名:電子情報通信学会技術研究報告
JST資料番号:S0532B
ISSN:0913-5685
巻号ページ(発行年月日):Vol.102 No.136(EMD2002 10-13) Page.15-20 (2002.06.21)
写図表参:写図7, 表3, 参4
資料種別:逐次刊行物(A)
記事区分:原著論文(a1)
発行国:日本(JPN)
言語:日本語(JA)
当館東京本館所蔵【Z16-940】

(14)整理番号:01A0268622
和文標題:高速度バックプレーン相互接続 MPI・サイドインタフェイス
技術
英文標題:High Speed Backplane Interconnect: MPI/Side Interface Technology.
著者名:MASON J (Thomas & Betts Corp.)
資料名:Proc Annu Connect Interconnect Symp
JST資料番号:A0612B
巻号ページ(発行年月日):Vol.33rd Page.295,297-310 (2000)
写図表参:写図12, 表8
資料種別:会議録(C)
記事区分:原著論文(a1)
発行国:アメリカ合衆国(USA)
言語:英語(EN)
当館関西館所蔵【M17-01-0437】

(15)整理番号:99A0932807
和文標題:バックプレーンコネクタにおけるピン配置の一検討
著者名:佐々木伸一 (NTT ネットワークサービスシステム研)
資料名:電子情報通信学会大会講演論文集
JST資料番号:G0508A
ISSN:1349-1369
巻号ページ(発行年月日):Vol.1999 ソサイエティ C2 Page.14 (1999.08.16)
写図表参:写図4, 参1
資料種別:会議録(C)
記事区分:短報(a2)
発行国:日本(JPN)
言語:日本語(JA)
当館東京本館所蔵【Z74-C781】

(16)整理番号:98A0357097
和文標題:1.2Gbit/s×64bit同時動作によるユニット内超高速信号伝送
英文標題:1.2Gbit/s*64bit High-Speed Signal Transmission in a Rack System.
著者名:岡崎勝彦, 杉浦伸明 (NTT ネットワークサービスシステム研)
資料名:電子情報通信学会大会講演論文集
JST資料番号:G0508A
ISSN:1349-1369
巻号ページ(発行年月日):Vol.1998 総合 3 Page.67 (1998.03)
写図表参:写図3, 参3
資料種別:会議録(C)
記事区分:短報(a2)
発行国:日本(JPN)
言語:日本語(JA)
当館東京本館所蔵【Z74-C779】

(17)整理番号:97A0158099
和文標題:高速相互接続による差動型信号伝送
英文標題:Differential Signal Transmission Through High Speed Interconnects.
著者名:FUSI M A (Fabrizio Zanella)
資料名:Proc Annu Connect Interconnect Symp
JST資料番号:A0612B
巻号ページ(発行年月日):Vol.29th Page.73-78 (1996)
写図表参:写図5, 参2
資料種別:会議録(C)
記事区分:原著論文(a1)
発行国:アメリカ合衆国(USA)
言語:英語(EN)
当館関西館所蔵【M17-97-0344】

(18)整理番号:92A0246414
和文標題:150MHz伝送用同軸リボンケーブルコネクタ
英文標題:A coaxial ribbon cable connector for 150MHz transmission.
著者名:YAEGASHI H, FUMIKURA T, YAMAGAMI Y (Hirose Electric Co., Ltd., Kanagawa, JPN)
資料名:でんしTokyo
JST資料番号:Y0773A
ISSN:0285-1903
巻号ページ(発行年月日):No.30(1991) Page.53-57 (1992.02)
写図表参:写図8, 表3, 参2
資料種別:逐次刊行物(A)
記事区分:原著論文(a1)
発行国:日本(JPN)
言語:英語(EN)
当館関西館所蔵【Z54-C314】

(19)整理番号:92A0105982
和文標題:高速伝送ケーブルコネクタの開発
英文標題:Development of the High-Speed Transmission Cable Connector.
著者名:八重樫博勝, 文倉忠洋, 山上翼 (ヒロセ電機)
資料名:電子情報通信学会技術研究報告
JST資料番号:S0532B
ISSN:0913-5685
巻号ページ(発行年月日):Vol.91 No.399(EMC91 60-70) Page.1-5 (1991.12.20)
写図表参:写図8, 表3, 参2
資料種別:逐次刊行物(A)
記事区分:原著論文(a1)
発行国:日本(JPN)
言語:日本語(JA)
当館東京本館所蔵【Z16-940】

 なお、JDreamIIにはJSTPlusのほかに1975~80年に刊行された文献を収録しているJST7580がありますが、上記と同一条件でJST7580を検索したところ、該当する文献はありませんでした。
 また、1974年以前の文献については、冊子体の抄録索引誌『科学技術文献速報. 電気工学編』(日本科学技術情報センター編 日本科学技術情報センター 1958-1991 【Z16-547】)を検索することで調査することが可能です。

■国立情報学研究所の論文情報ナビゲータCiNiiによる検索■

 CiNii( http://ci.nii.ac.jp/ )を以下の3つの条件でAND検索したところ、4件の文献がヒットしました。

 フリーワード:平衡伝送 or 差動信号
 フリーワード:コネクタ
 フリーワード:クロストーク or 漏話

 ヒットした4件の文献のうち、(9)、(10)、(13)以外の1件の文献を以下に紹介します。

(20)収録誌:『電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス』
巻号ページ: Vol.97, No.329(19971017) pp. 25-29
論題名:平衡伝送用高密度コネクタ
著者:赤間淳一(富士通高見澤コンポーネン卜),濱崎雅裕(富士通高見澤コンポーネン卜) ,宮澤英夫(富士通高見澤コンポーネン卜)
当館東京本館所蔵【Z16-940】

 なお、最後に、(9)~(20)の文献の参照文献欄に、お尋ねの教科書的な図書資料が紹介されている可能性があることを申し添えます。

 調査結果は以上です。インターネットや各種データベースの最終アクセス日は、平成20年6月19日です。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
CiNii
NDC
電子工学  (549 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
電子工学
平衡伝送
平衡接続
balanced transmission
差動信号
クロストーク
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
公共図書館
登録番号
(Registration number)
1000051252解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!