レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/01
- 登録日時
- 2019/12/15 00:30
- 更新日時
- 2023/12/24 00:30
- 管理番号
- M19110114208101
- 質問
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インドの「ギー」の原料や製法が知りたい。
- 回答
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①『アーユルヴェーダ式手作りコスメ&クッキング』には、「ギーは、インド独特のオイルで、(中略)無塩バターを熱して独自の工程を経て作られ、バターの中に含まれている蛋白質と水分を完全に除去したものがギーです。インドでは、各家庭でミルクの段階からバターを作り、そこからギーを作る」と記載されている。また、「インドの牛は日本の牛と種類が違うので、ギーの味も微妙に違います。さらにヤギのお乳のものも」あると書かれている。
②『乳製品の世界外史』では、インドの村落で行われているギーの伝統的製法や、近年におけるギー製造法の改良など、詳細に綴られている。
③『世界の発酵乳』には、「インドでは宗教上の理由からウシ、スイギュウの肉は食べず、役畜に利用するのと乳しぼりの対象とされる。スイギュウの乳は脂肪分が多いので、インドではバターつくりによく用いられ、バターオイルであるギーに加工される」「インド、ネパールでは、ダヒという発酵乳が知られている。(中略)ダヒを撹拌して得たバターを加熱し、バターオイルであるギーを製造する。」との記載あり。
④『地域食材大百科 第11巻』は、クリームについての項目の中に、「クリームからはバター、ギー、アイスクリーム、サワークリームなどの製品が製造・販売されている。」と書かれており、バターの項目には「インドの水牛によるバター(ギー)」と記載されている。
⑤『乳製品製造学』はギーについて「インド:水牛のミルクを原料とする」と注釈を入れている。
⑥『牛乳・乳製品の知識』には「水牛や牛のバターオイルから作られるギー」と書かれている。
⑦『魔法のスープボーンブロスでやせる間ファスダイエット』には、ギーは「バターから水分やたんぱく質をとり除いた純度の高いオイル」と紹介され、バターからギーを作るレシピが掲載されている。
⑧『絶対美味のベジ料理』は、澄ましバター(ギー)の作り方としてレシピを掲載している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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①高橋 佳璃奈『アーユルヴェーダ式手作りコスメ&クッキング』 BABジャパン,2008,171p. 参照はp.135.
②足立 達『乳製品の世界外史』仙台 東北大学出版会,2002,1120p. 参照はp.414-417.
③石毛 直道『世界の発酵乳』 はる書房,2008,263p. 参照はp.25,36.
④『地域食材大百科 第11巻』 農山漁村文化協会,2013,16,454p. 参照はp.56,69.
⑤伊藤 肇躬『乳製品製造学』 光琳,2011,676p. 参照はp.401.
⑥堂迫 俊一『牛乳・乳製品の知識』 幸書房,2017,14,263p. 参照はp.227.
⑦鈴木 功『魔法のスープボーンブロスでやせる間ファスダイエット』 主婦の友社,2018,143p. 参照はp.112.
⑧大平 哲雄『絶対美味のベジ料理』 講談社,2013,95p. 参照はp.22.
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①高橋 佳璃奈『アーユルヴェーダ式手作りコスメ&クッキング』 BABジャパン,2008,171p. 参照はp.135.
- キーワード
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- 乳製品
- ギー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019110114204308101
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000270368