レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/11/3
- 登録日時
- 2014/12/17 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:36
- 管理番号
- M14110716469233
- 質問
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キウイフルーツは、リンゴと一緒に置いておくと甘くなると聞くが、なぜ甘くなるのか知りたい。
- 回答
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『キウイフルーツの絵本』、『百科キウイ・フェイジョア・ブルーベリー』によると、収穫後のキウイフルーツは、デンプンが多く、硬くて食べることができないが、リンゴなど果実の持つエチレンという植物ホルモンで追熟すると、デンプンが糖に分解され、甘みが増すと紹介されている。なお、両書ともに、リンゴとポリ袋を利用した追熟方法が紹介されている。
また、植物から発生するエチレンガスについて書かれた本は、『植物ホルモンの分子細胞生物学』、『新しい植物ホルモンの科学』に「エチレン」の項目がある。
『植物ホルモンの分子細胞生物学』には、「エチレン(ethylene)は発芽、形態形成、果実の熟成、老化、傷害応答、ストレス応答など、さまざまな生理現象に関与する植物ホルモンである。」と記載がある。また、『新しい植物ホルモンの科学』には、「硬く酸っぱいキウイを、リンゴやトマトといっしょにビニール袋に入れると(エチレンの作用によって)甘く柔らかくなる」と記載がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 果樹園芸 (625 9版)
- 参考資料
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すえざわかつひこ『キウイフルーツの絵本』 農山漁村文化協会,2009,39p. 参照はp.26-27.
重田利夫『百科キウイ・フェイジョア・ブルーベリー』大阪 ひかりのくに,1994,111p. 参照はp.26-27.
小柴共一『植物ホルモンの分子細胞生物学』 講談社,2006,16,286p. 参照はp.059-074.
小柴共一『新しい植物ホルモンの科学』 講談社,2010,12,203p. 参照はp.91-113.
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すえざわかつひこ『キウイフルーツの絵本』 農山漁村文化協会,2009,39p. 参照はp.26-27.
- キーワード
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- キウイフルーツ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2014110716440869233
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000164713