レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/2/16
- 登録日時
- 2007/02/21 02:11
- 更新日時
- 2024/03/30 00:31
- 管理番号
- M06120216556227
- 質問
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備前太鼓唄に出てくる今屋火事について知りたい。
- 回答
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「備前岡山さいだい町大火事に今屋が火元で五十五軒」と唄われる今屋火事は『岡山の災害』『岡山市消防史』によれば1834(天保5)年3月26日夜零時過ぎに発生した。火元は現在の表町三丁目となっている旧西大寺町通筋南側、今屋喜兵衛方で、当時の西大寺町・紙屋町を焼失、翌27日朝7時頃鎮火とある。藩の記録では「類焼七〇軒、西宝寺一宇、侍屋敷二軒」とあるが、町方の記録では西大寺町で「丸焼三十五軒」、紙屋町で「丸焼七軒」と数値が若干異なっている。『ぼっこう横丁』によれば今屋の内蔵に逃げ込んだ女子ども5人が取り残され、助けを求めるも溶けた砂糖についた猛火によりかなわず、最後には熱気と煙で死んだとされ、「飴だき五人心中」として人々の涙を誘ったと伝えている。なお『岡山市消防史』によれば今屋火事は藩政時代の五大火事(大村火事、番町火事、竹屋火事、今屋火事、紙屋町火事)の一つとしている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 行政 (317 9版)
- 参考資料
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岡長平『おかやま庶民史 目で聞く話』日本文教出版,1960.
蓬郷巌『岡山の災害』日本文教出版,1989.
岡長平『ぼっこう横丁』夕刊新聞社,1965.
岡山市消防史編纂委員会編『岡山市消防史』岡山市消防局,1988.
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岡長平『おかやま庶民史 目で聞く話』日本文教出版,1960.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2006120216545356227
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000033504