レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年11月17日
- 登録日時
- 2012/03/12 16:24
- 更新日時
- 2012/06/02 13:34
- 管理番号
- 埼浦-2011-111
- 質問
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未解決
旧入間郡今福村在住とされる絵師「奥富竹外」の略歴と埼玉県下の作品について知りたい。
- 回答
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「奥富竹外」について記述がある資料は見つからなかった。狭山市立博物館に確認し、奥富竹外作「酒造り絵馬」が梅宮神社に奉納されたことがわかったが、梅宮神社関係資料にも、「奥富竹外」についての記述は見つからなかった。
- 回答プロセス
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《Google》を〈奥富竹外〉で検索すると、個人ブログに奥富竹外の「酒造りの図」が狭山市立博物館で公開されたとの記述あり。
狭山市立博物館に問い合わせたところ、 「酒造り絵馬」が梅宮神社に奉納された件についての回答があったが奥富竹外についての詳細な情報はなかった。
梅宮神社関連資料の調査
『埼玉の神社 入間 北埼玉 秩父』(埼玉県神社庁 1986)
p390 「梅宮神社」
梅宮神社は古くから酒造会社の信仰が厚いとあり、住所は狭山市上奥冨507。嘉永6年火災のため、それまでの古記録はないとの記述あり。現在の社殿は安政4年再建。
『梅宮神社由緒記 改訂再版』(平本金十郎著 梅宮神社 1975)
再建は安政4年から、慶応元年完成。宝物の項に「亀田鴨斉(鵬斎)額、雪山塘等林の絵馬、その他」とあり。
『狭山市の社寺誌』(狭山市教育委員会 1984)
p41 上記の亀田鵬斎神号額、雪山堤等林(雲谷派画家)の奉納額の写真・解説はあるが、他の社宝への言及はなし。
『狭山市史 近世資料編Ⅱ』 (狭山市 1987)
p673 安政四年十月 梅宮神社本社拝殿再建帳
寄附連名があるが、奥富竹外や「酒造り絵馬」に関する記述なし。
今福村関連資料の調査。
『埼玉県市町村誌 4』(埼玉県教育委員会 1973)
今福村(明治22年)→福原村(明治22年4月)→川越市(昭和30年4月)
『川越市今福の沿革史』(新井博著 川越市今福菅原神社氏子会 1975)
江戸時代から記述があるが、絵師・文化の記述なし。
『入間郡誌』(安部立郎編 謙受堂書店 1912)
『川越の人物誌 1』(川越市教育委員会 1985)
『川越の人物誌 2』(川越市教育委員会 1987)
『埼玉苗字辞典 1』(茂木和平 2004)
「奥富」の項に「入間郡今福村に此氏多く存し、四戸存す。」とあり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 民間信仰.迷信[俗信] (387 9版)
- 日本画 (721 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 奥富 竹外(オクトミ チクガイ)
- 絵馬
- 梅宮神社
- 絵師-川越市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000103492