レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/09/20
- 登録日時
- 2011/01/08 02:00
- 更新日時
- 2011/01/20 16:10
- 管理番号
- 埼熊-2010-068
- 質問
-
未解決
『山梨百科事典』の高松実村の項にあった「保実日記」を見たい。
- 回答
-
「保実日記」という史料については、インターネットを含め『山梨百科事典』以外にその存在が確認できるものが見つからなかった。
ただし、「高松保実家記」という史料が東京大学史料編纂所にあり、質問の内容とよく似ていることから該当の史料である可能性がある。
「高松保実家記」はインターネット上の《所蔵史料目録データベース》(東京大学史料編纂所)で全文を見ることができる。
※『山梨百科事典』にある年(慶応4年)と実村の謹慎処分という内容が一致している。
- 回答プロセス
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『山梨百科事典 (増補改訂版)』(山梨日日新聞社編 山梨日日新聞社 1989)の同項目より、保実は考明天皇侍従で高松保実のこと。日誌には慶応4年(1868)の記述あり。
※この項を執筆した塚原美村(つかはらよしむら)氏は「県地域改善対策事業調査委嘱者」(同資料「執筆者(一覧)」による)である。
『国書総目録』、《日本古典籍総合目録DB》《NDL-OPAC》《Google》を〈保実日記〉で検索するが該当なし。
(山梨県関係の文書等)
山梨県立博物館、山梨県立図書館のデータベースで〈保実〉をキーワードで検索するが該当なし。
『山梨県史 通史編 5 近現代』(山梨県編 山梨県 2005)
『甲府市史 通史編 3 近代』(甲府市市史編さん委員会編 甲府 1990)
いずれも高松実村の記事はあるが、(慶応4年)京都に戻ってからの記述は少なく保実日記の記述はない。
(実村に同行した岡谷繁実の関係図書)
『館林双書 23 館林藩尊攘派志士岡谷繁實の生涯』(館林市教育委員会編 1995)
『野史台維新史料叢書 34 雑 日本史籍協会叢書 別編34』(日本史籍協会編 東京大学出版会 1974)
保実日記の記述はなし。
(維新の頃の人名・史料<高松保実>から調査)
《維新史料綱要データベース》(東京大学史料編纂所)
〈高松保実〉で検索した結果に、出典が「高松保実家記」(『復古記 1』)とされている史料あり。
(http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller 2010/09/18最終確認)
《所蔵史料目録データベース》(東京大学史料編纂所)を〈高松保実家記〉で検索したところ、1件ヒットする。画像が公開されている。
書目ID:00060410
史料種別:写本
書名:高松保実家記
著者名:高松保実差出
撮影・複本作成:1875
形態:3冊
大きさ:23cm
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 高松 保実(タカマツ ヤスザネ)
- 高松 実村(タカマツ サネムラ)
- 史料
- 人名録
- 照会先
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- 東京大学史料編纂所 所在地:東京都文京区本郷7丁目3番1号 TEL: (03)5841-5997(代表・事務) (03)5841-5962(図書室) FAX: (03)5841-5956(代表・事務)
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000076313