レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年11月13日
- 登録日時
- 2020/05/01 15:34
- 更新日時
- 2020/12/17 14:36
- 管理番号
- 埼熊-2020-036
- 質問
-
未解決
埼玉県では、「地震雷火事おやじ」をどのように説明しているか知りたい。
- 回答
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質問に関する記述のある埼玉県に限った資料を確認できなかった。
- 回答プロセス
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1 《国会図書館レファレンス協同データベース》(https://crd.ndl.go.jp/reference/ 国会図書館)を〈地震雷火事〉で検索する。
「人から「地震 雷 火事 親父」の「親父」はもともとは強風という意味だったといわれた。語源を知りたい。」(香川県立図書館 https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000022726)
語源についての事例。埼玉県に関連する記述なし。
2 NDC分類〈81〉の棚を確認する。
3 自館目録を〈ことわざ〉〈俚諺〉で検索する。
4 《Googleブックス》(https://books.google.co.jp/ Google〉を〈地震雷火事 & 武州〉で検索する。
5 《Google》(https://www.google.co.jp/#spf=1606725774793 Google)を〈地震雷火事親父 & 埼玉〉〈地震雷火事おやじ & 埼玉〉〈地震 & 埼玉 & 鯰〉〈伝説 & 雷 & 埼玉〉〈鯰 & 火事 & おやじ & 埼玉〉で検索する。
《古文書ネット》(https://komonjyo.net/index.html Aiko Uno)
「地震けん(地震雷火事親父)(鯰絵)」(安政2年(1855年)(注)埼玉県立文書館寄託(小室家6363-5)、『転変地異 文書に見る近世埼玉の災害』と同図。
解説に怖いものの代表、地震(鯰)・雷・火事・親父が描かれているとあり。
《埼玉県立文書館》(https://monjo.spec.ed.jp/ 埼玉県立文書館)
「第19回収蔵文書展「転変地異 文書にみる近世埼玉の災害」
p9 「安政大地震」に地震(鯰)・雷・火事・親父の四人が籐八拳を行っている図「地震けん」あり。
《総務省消防庁》(https://www.fdma.go.jp/ 総務省消防庁)
「全国災害伝承情報」の「防災に関わる「言い伝え」」に「なまずが地下を動き回ると地震が起こる。」、出典は『新編埼玉県史 別編 2 民俗』p688とあり。
6 自館目録を〈鯰〉で検索する。
『ナマズ鯰なまず大集合! 平成16年度特別展』(さいたま川の博物館編 さいたま川の博物館 2004)
p7「〈鯰絵〉鹿島要石真図」鹿島大明神が地震鯰を押さえている想像図を描いたもの。
『日本の伝説 関東』(藤沢衛彦著 河出書房新社 2019)
p30-36「要石と地震鯰」に地底にいる地震鯰を鹿島明神が要石でおさえているとあり。
『転変地異 文書にみる近世埼玉の災害』(埼玉県立文書館編 埼玉県立文書館 1992)
p9 「安政大地震」世間に恐れられるもののたとえとして存在した地震(鯰)・雷・火事・親父の四人が籐八拳を行っている図「地震けん」あり。(注)文書番号(都幾川村 小室家 錦3-5)
〈その他調査済み資料〉
『埼玉のことば 県北版』(篠田勝夫著 さきたま出版会 2004)
『埼玉県北東部北埼玉地方の方言』(加藤剛著 加藤剛 2005)
『埼玉県方言辞典』(手島良編著 桜楓社 1989)
『関東地方の方言』(飯農毅一[ほか]編 国書刊行会 1984)
『ことわざと躾 東松山市立唐子小学校PTA読書部』(東松山市立唐子小学校P.T.A読書部 1986)
『埼玉県下の天気俚諺 第1集』(熊谷地方気象台編 熊谷地方気象台 1987)
『むさし野百話』(斉藤茂八著 紫石叢書刊行会 1940)
『所沢市史 下』(所沢市史編さん委員会編 所沢市 1992)
『岩槻市史料 第15巻 民俗調査報告書』(岩槻市教育委員会編 岩槻市教育委員会史料編さん室 1982)
『深谷町誌』(山口平八著 深谷商工会 1937)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年11月13日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 伝説.民話[昔話] (388 9版)
- 語彙 (814 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 日本語-方言-埼玉県
- 諺-埼玉県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 言語
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000281706