レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/11/21
- 登録日時
- 2011/03/22 02:13
- 更新日時
- 2011/06/06 11:21
- 管理番号
- 埼熊-2010-097
- 質問
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解決
公教育の場で進化論のみが教えられている(創造論・ID理論は教えていない)国が4ヶ国(中国・北朝鮮・キューバ・日本)あると聞いた。それを裏づける資料があるか。
- 回答
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所蔵の教育関係資料や進化論関係資料も探したが、裏付けとなる資料は見つからなかった。
アメリカの教育現場での情況やアメリカ社会における反進化論運動について記述されている資料を紹介する。
①「「進化論を」否定し「人類は神が創造した」と教える「創造科学」が米教育現場に浸透中」(『SAPIO 2006年7月12日 18巻15号 通巻394号』p84-86 小学館 2006)
②「アメリカの進化論VS創造説の果てしなき闘い」(『中央公論 2006年4月 通巻1463号』p224-2322 中央公論新社 2006)
③『キリスト教は進化論と共存できるか? ダーウィンと知的設計』(フランシスコ・J.アヤラ著 教文館 2008)
p169-180「訳者あとがき」にアメリカでの「ドーヴァー裁判」の概要について記述あり。
④『進化論を拒む人々―現代カリフォルニアの創造論運動―』(鵜浦裕著 勁草書房 1998)
⑤『進化をめぐる科学と信仰 ―創造科学などを考えなおすわけ-』(大谷順彦著 すぐ書房 2001)
p177-225 米国における反進化論運動の歴史的経緯、特徴、問題点などの記述あり。
⑥「アメリカ政治におけるダーウィン」(『科学史研究 2009年秋 第48巻 No.251』p173-175 岩波書店 2009)
(参考)
『諸外国の教育課程 2』(国立教育政策研究所 2007)
p3(アメリカ合衆国)教育課程の基準の内容 「内容は州ごとに異なる」と書かれている。
- 回答プロセス
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次のような観点で図書資料や雑誌などを調査する。
教育課程に関する資料
進化に関する資料
宗教と教育に関する資料
各国の教育について書かれた資料
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育史.事情 (372 9版)
- 宗教 (160 9版)
- 参考資料
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- 『SAPIO 2006年7月12日 18巻15号 通巻394号』(小学館 2006)
- 『中央公論 2006年4月 通巻1463号』(中央公論新社 2006)
- 『進化論を拒む人々―現代カリフォルニアの創造論運動―』(鵜浦裕著 勁草書房 1998)
- 『進化をめぐる科学と信仰 ―創造科学などを考えなおすわけ-』(大谷順彦著 すぐ書房 2001)
- 『科学史研究 2009年秋 第48巻 No.251』(岩波書店)
- 『諸外国の教育課程 2』(国立教育政策研究所 2007)
- キーワード
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- 宗教と科学
- 進化論
- 教育
- 生物教育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000082488