レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/08/31
- 登録日時
- 2022/10/01 00:30
- 更新日時
- 2022/10/01 00:30
- 管理番号
- 6900005449
- 質問
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解決
翻訳された児童書の中には主人公の名前が一般的な呼称と違ったり、挿絵が異なっているものがある。クマのプーさん(プー)でも名前を変えられたり、よく目にするE.H.シェパード及びディズニーのイラストレーションとは異なるものはあるか。
- 回答
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主人公の名前が「プーさん」及び「プー」と異なる資料として、以下のものがあった。
・『小熊のプー公(新潮文庫 第465編)』(A・A・ミルン/著 松本恵子/訳 新潮社 1941.9)
主人公の名前が「プー公」となっている。
また、挿絵がシェパード及びディズニーのものと異なる資料として、紙芝居だが以下のものがあった。
・『熊のプーさん(世界名作童話紙芝居全集10)』(A・A・ミルン/原作 石井桃子/脚色 西原ひろし/画 教育画劇 1953.2)
以下の資料では各国で出版されている『クマのプーさん』を紹介しており、その中にシェパード及びディズニーのものと異なる絵のものが含まれていた。
・『クマのプーさん原作と原画の世界:A.A.ミルンのお話とE.H.シェパードの絵』(アンマリー・ビルクロウ/著 エマ・ロウズ/著 阿部公子/日本語版監修 玄光社 2019.2)p.164-165
挿絵画家の異なるエストニア語版とロシア語版が紹介されている。ロシア語版の主人公の名前は木の種を表す「pukh」に変更されている。
・『A.A.ミルン・E.H.シェパード展クマのプーさんの世界:A.A.ミルン生誕120年記念』(「A.A.ミルン・E.H.シェパード展」実行委員会 2002.4)p.56-57
挿絵画家の異なるポーランド語・スロバキア語・ノルウェー語・ハンガリー語・チェコ語・ルーマニア語・イタリア語版が紹介されている。
[事例作成日:2022年8月31日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (933 10版)
- 映画 (778 10版)
- 参考資料
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- 小熊のプー公 A・A・ミルン∥著 新潮社 1941.9
- 熊のプーさん A・A・ミルン∥原作 教育画劇 1953.2
- クマのプーさん原作と原画の世界 アンマリー・ビルクロウ‖著 玄光社 2019.2 (164-165)
- A.A.ミルン・E.H.シェパード展クマのプーさんの世界 「A.A.ミルン・E.H.シェパード展」実行委員会 2002.4 (56-57)
- キーワード
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- 児童文学(ジドウブンガク)
- クマのプーさん(クマ ノ プーサン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 出版情報,図・絵
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000321990