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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000049654
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2008-041
事例作成日
(Creation date)
2008/05/31登録日時
(Registration date)
2008年12月11日 02時11分更新日時
(Last update)
2009年01月06日 14時36分
質問
(Question)
牧村俊貞(マキムラトシサダ)について、次の2つのことを知りたい。①斎藤家の出身か、稲葉家の出身か。②父親は誰か。
回答
(Answer)
牧村利貞の出身について(斎藤家か稲葉家か。父親は誰か)は、2説が確認でき、どちらが正しいかは判断できなかった。
歴史関係の参考資料ではいずれも稲葉氏出身説をとっているようである。父は稲葉重通。
斎藤氏出身をとる資料は茶道辞典関係だけと思われる。父は斎藤「伊予守」。だが他の資料では確認できない。明智光秀の妹は、斎藤「伊豆守」妻となっている。
回答プロセス
(Answering process)
稲葉家出身をとる資料
『日本近世人名辞典』〈牧村政治〉に「稲葉重通の子で牧村政倫の後嗣。」とあり。
『戦国人名事典』〈牧村利貞〉に「稲葉一鉄の孫(重通の子)。外祖父牧村牛之助政倫の跡を継ぐ。」とあり。
『姓氏家系大辞典 3』〈牧村〉に該当2氏について説明あり。〈近江の牧村氏〉に「牧村兵部大輔利貞は栗太郡牧村の人也。初の名牛之助、斎藤義龍の武者奉行也。」とあり。〈美濃の牧村氏〉に「大河内源次郎政忠が牧村土佐守を亡ぼし、牧村強之助と号し、稲葉伊予守通長に属す。」「一に政忠の後裔牛之助政倫に作る」とあり。濃州志略に斎藤家家臣として牧村牛助ありという説明の後に「その後、兵部大輔利貞(実は稲葉重通の長子利貞)、母の縁によりこの家を嗣ぐ」とあり。
『三百藩藩主人名事典 2』 清水藩の〈稲葉重通〉に「4男4女 長男牧村兵部大輔利貞(外祖父牧村牛之助政倫を継ぎ…)」とあり。
『系図纂要 第15冊・上 号外(5)』 稲葉氏系図に重通の子として利貞あり。なお、重通の父一鉄は伊予守の記述あり。
『新訂 寛政重修諸家譜 10』にも「系図纂要」と同じ記述。
以上のような歴史関係の参考資料ではいずれも稲葉氏出身説をとっているようである。

斎藤氏出身をとる資料
『茶道人物辞典』〈牧村兵部〉に「明智光秀の妹婿斎藤伊予守の次男。」とあり。
『利休大事典』〈牧村兵部〉に「父は斎藤伊予守、母は明智光秀の妹。妻は稲葉一鉄の孫」とあり。
『角川茶道大事典』「明智光秀の妹婿斎藤伊予守の次男」とあり。

斎藤家出身説の変形
『原色茶道大辞典』〈牧村兵部〉に「明智光秀の妹婿斎藤伊予守の次男。通称長兵衛・名は利貞。父が光秀と運命をともにしたのち、兄利三の姻戚関係から稲葉一鉄(良通)に養われ、さらにその子重通の外舅、牧村丑之助の養子となり、次いで重通の女と結婚した。」とあり。
なお、『原色茶道大辞典』の説だと、2説が矛盾しないように考えられるが、以下のような問題点があり真偽が判断できず。
①この説を採っているのが『原色茶道大辞典』(茶道辞典系列)だけと思われること。
②『原色茶道大辞典』の記述で父とされる「斎藤伊予守」が他の資料で確認できないこと(記述に間違いがある可能性がある)。
例1:『系図纂要 第12冊・上 清和源氏(6)』の系図には明智光秀の妹が記述されているが、斎藤「伊豆守」妻となっている。
例2:『新訂 寛政重修諸家譜 10』に斎藤氏系図があるが、『原色茶道大辞典』の記述どおり兄が利三(としみつ)ならば父は伊豆守。『系図纂要 第4冊・上 藤原氏(5)』『姓氏家系大辞典 2』〈斎藤〉の35でも同じ記述。
例3:『明智光秀のすべて』『明智軍記』など明智光秀の関係資料をあたっても、索引や家系図に妹(婿)の記述が見あたらない。
事前調査事項
(Preliminary research)
牧村俊貞は、岐阜県安八郡牧村出身。牧村家の養子。「織田信長家臣人名辞典」「国史大事典」「徳川諸家系譜」は利用者が調査済み。
NDC
個人伝記  (289 9版)
茶道  (791 9版)
参考資料
(Reference materials)
『日本近世人名辞典』(吉川弘文館 2005)
『戦国人名事典』(新人物往来社 1987)
『姓氏家系大辞典 3』(角川書店 1981)
『三百藩藩主人名事典 2』(新人物往来社 1986)
『系図纂要 第15冊・上 号外(5)』(名著出版 1998)
『同 第12冊・上』(1994)
『新訂 寛政重修諸家譜 10』(続群書類従完成会 1984)
『茶道人物辞典』(原田伴彦 柏書房 1981)
『利休大事典』(熊倉功夫 淡交社 1989)
『角川茶道大事典』(林屋辰三郎 角川書店 1990)
『原色茶道大辞典』(淡交社 1984)
『明智光秀のすべて』(二木謙一 新人物往来社 1994)
『明智軍記』(二木謙一 新人物往来社 1995)
キーワード
(Keywords)
牧村 俊貞(マキムラ トシサダ)
系譜
人物-戦国時代-日本
茶道
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000049654解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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