レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/03/15
- 登録日時
- 2019/04/04 00:30
- 更新日時
- 2019/04/06 00:30
- 管理番号
- 6001037578
- 質問
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解決
大阪という地名の由来について知りたい。
- 回答
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大阪の地名の由来については、次の資料があります。
・『大阪の地名由来辞典』(堀田暁生/編 東京堂出版 2010.8)
p.69-70に「大阪市」の項目があり、次の記述があります。
「由来については諸説あり、上町台地の北側を大江といい、そこの坂を「大江の坂」といったのが大坂と短縮されたという説、付近を「尾坂」「小坂」と呼んだのが「大坂」になったという説などがある。なお、江戸時代までは大坂という表記が多いが、大阪の用例もある。」(p.70)
・『日本歴史地名大系 28‐[1] 大阪府の地名』(平凡社 1986.2)
p.355に大阪市に関する総論の記述があり、地名の由来については次のような記述があります。
「大阪の地名は、明応7年(1498)11月21日の蓮如の消息に「東成郡生玉之庄内大坂」とみえるのが現在のところ初見とされる。16世紀に入ると用例は多くみられるようになるが、以下の例のように小坂、尾坂、おさかとも表記されている。」
「江戸時代には大坂が定着し、おおさかと清音でよんだ」
・『角川日本地名大辞典 27 大阪府』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1983.10)
p.222-225に「おおさか 大阪」の項があり、次のような記述があります。
「大坂とも書いた。(中略)なお地名は地形によるものと思われる。」(p.222-223)
大坂は、「戦国期から見える地名。(中略)本願寺建立以前は小坂(おさか)と称し、後には尾坂とも記した。明応5年の蓮如上人御文(大阪編年史1)に『抑当国摂州東成郡生玉之庄内大坂トイフ在所ハ(中略)』と見えるのが初見。」(p.223)
〔事例作成日:2019年3月15日〕
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 参考資料
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- 大阪の地名由来辞典 堀田/暁生∥編 東京堂出版 2010.8
- 日本歴史地名大系 28‐[1] 平凡社 1986.2
- 角川日本地名大辞典 27 「角川日本地名大辞典」編纂委員会∥編 角川書店 1983.10
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 大阪,地名・地域
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000254570