レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/05/05
- 登録日時
- 2009/09/09 02:12
- 更新日時
- 2009/09/19 08:39
- 管理番号
- 埼久-2009-023
- 質問
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解決
グリム童話の七匹の子ヤギに、狼がチョークを食べると声がよくなるとあるが、そのような言い伝え、民間療法がドイツにあるのか。
- 回答
-
以下のホメオパシーに関する資料に質問の関連記述があった。これらを紹介する。回答プロセスを参照のこと。
『ホメオパシー治療薬』
p36 カルク・カルブ(炭酸カルシウム)
p106 カルカレア・カルボニカ(カルク・カルブ/炭酸カルシウム)
p109 コースティクム
p115 ヘペル・スルフ(ヘペル・サルファリス・カルカレウム/硫酸カルシウム)
『ホメオパシーガイド』
p56 体質に作用する薬 (1)カルカレア カルボニカ(カルク カルブ)
p73 カルカレア カルボニカ(カルク カルブ)
p89 ヘペー スルフリス カルカレウム(ヘペー スルフ)
『ホメオパシー』
巻末 マテリア・メディカ
『ホメオパシー医学哲学講義』
重要用語解説
- 回答プロセス
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記述があった資料の記述などは以下のとおり。
『ホメオパシー治療薬』
p36〈カルク・カルブ〉(炭酸カルシウム)タイプ 子どもの場合
好きななもの、嫌いなもの:赤ちゃんはチョークや土を食べたがるかもしれません。
症状と病気
のどの痛み、その他ちょっとした呼吸器の病気を起こしやすいかもしれない。
性格のタイプがあえば、体質治療薬としてカルク・カルブ(炭酸カルシウム)を与えるとあらゆる問題が改善される。
治療薬の説明として
p106〈カルカレア・カルボニカ〉(カルク・カルブ/炭酸カルシウム)
適応症:症状が合えば,多くの病気の治療薬になります。
典型的症状:咳、風邪、咽喉炎・・・の傾向がある。
p109〈コースティクム〉
原料と効能:消石灰と重硫酸カリウムという鉱物からつくります。
典型的症状:咳、喉頭炎、緊張や声の出しすぎによる声のかれ。
p115〈ヘペル・スルフ〉(ヘペル・サルファリス・カルカレウム/硫酸カルシウム)
適応症:咳や偽膜性咽頭炎(クルップ)、咽喉炎、扁桃炎、気管支炎
原料と効能:石灰と硫黄の複雑な混合物で主として硫酸カルシウムのかたちをとります。
典型的症状:かすれた、痰のからまない咳で、吐き出しにくいが黄色い痰が出る。
『ホメオパシーガイド』
p56 体質に作用する薬 (1)〈カルカレア カルボニカ〉(カルク カルブ)
著者が同じで前著p39と同様の記述。
p73〈カルカレア カルボニカ〉(カルク カルブ)
カルク カルブの成分は、牡蠣の殻の芯から取れる、純度の高い炭酸カルシウム。
p89〈ヘペー スルフリス カルカレウム〉(ヘペー スルフ)
前著p115と同様の記述。
『ホメオパシー』
巻末 マテリア・メディカ より
巻末p5〈カル・カーブ〉:炭酸カルシウム *特に声に関わる記述なし。
巻末p8〈ヘパーサルファー〉:硫化カルシウム
主要用途:扁桃炎。咽喉円。気管支炎
疾患領域:呼吸器系膜。
主要特徴:咳。ノドの痛み。呼吸困難。
『ホメオパシー医学哲学講義』
重要用語解説より
p44〈カルカレア〉 由来:粉砕した炭酸カルシウム *特に声に関わる記述なし。
p45〈サルファー〉 由来:硫黄 *特に声に関わる記述なし。
- 事前調査事項
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情報源:グリムと同時代にハーネマンが打ち立てた医療法・ホメオパシーには、炭酸カルシウムまたは硫酸カルシウムが喉の薬であるとの記述もある。
- NDC
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- 内科学 (493 9版)
- 金属元素とその化合物 (436 9版)
- 参考資料
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- 『ホメオパシー治療薬』(ロビン・ヘイフィールド 産調出版 1997)
- 『ホメオパシーガイド』(ロビン・ヘイフィールド フレグランスジャーナル社 1997)
- 『ホメオパシー』(伴梨香 新潮社 2002)
- 『ホメオパシー医学哲学講義』(ジェームズ・タイラー・ケント 緑風出版 2005)
- キーワード
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- ホメオパシー
- 民間療法
- 代替医療-ドイツ
- 炭酸カルシウム
- 硫酸カルシウム
- カルシウム
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000057757