レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/05/31
- 登録日時
- 2018/07/30 00:30
- 更新日時
- 2018/07/30 00:30
- 管理番号
- 6001032423
- 質問
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解決
劇で使うため、簡易に江戸時代のこども役の髪型を作るための参考資料を探している。できれば絵が多いもの。
- 回答
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誕生から元服までのこどもの髪型について書かれた資料をご紹介します。
・『江戸の子どもちょんまげのひみつ』(菊地ひと美/作 偕成社 2013.6)
男女それぞれに誕生から大人になるまでの髪型の変遷がのっている。
絵本のタッチにより詳細は分かりにくいが、髪形の説明や折々の儀式についても記載あり。
ちょんまげの結い方、大人の多様なちょんまげの図もあり。
・『江戸衣装図鑑』(菊地ひと美/著画 東京堂出版 2011.11)
階層別、流行の変遷を軸に服飾・髪形・装身具など細かく網羅している。カラーイラストが多い。
P.280-283 子どもの生育儀礼と髪型・衣服について説明文がある。誕生から8歳までの男女共通の髪型、および12歳までの女子の髪型の変遷の図がある(それぞれに出典あり)。
P.266 かむろ(庶民の幼児期から少女の髪型)の図
P.306 「女子の元服に見る形態の変化」として、誕生からの髪型の変遷の図
P.142 江戸初期の若衆髷の図
P.146 江戸中期の若衆髷の図
P.150 江戸後期の若衆髷の図
・『日本子ども史』(森山茂樹/著 平凡社 2002.5)
古代以前~現代にかけての子どもの生活の移り変わりをまとめている。
P.192 髪型について記載あり。図なし。
「男女とも出生後七日目に、産髪を全部剃る。その次にはうなじ(盆の窪)に少し髪を残す。また頭のてっぺん(百会)に残す場合もあり、これを芥子坊主という。(中略)七、八歳になると、男子は男髷、女子は銀杏髷に結う。」
「喜田川守貞は、男女児とも、江戸では八、九歳以下は必ず眉を剃り落す、京阪ではしなかったが、この10年来、江戸のまねをして眉を剃るようになったと聞く、と記している。」
[事例作成日:2018年5月31日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 8版)
- 参考資料
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- 江戸の子どもちょんまげのひみつ 菊地/ひと美∥[作] 偕成社 2013.6
- 江戸衣装図鑑 菊地/ひと美∥著画 東京堂出版 2011.11 (142、146、150、266、280-283、306)
- 日本子ども史 森山/茂樹∥著 平凡社 2002.5 (192)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 出版情報,その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000239745