レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/07/29
- 登録日時
- 2020/10/28 00:30
- 更新日時
- 2020/10/28 00:30
- 管理番号
- 6001045432
- 質問
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解決
明治時代の大阪博物場内の配置図を見たい。
- 回答
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次の資料に掲載がある。
・『東区史 第1巻 総説篇』(大阪市東区法円坂町外百五十七箇町区会/編纂 大阪市東区役所 1942.4)
p.658-659の間に「大日本大阪博物場図」(明治22年発行)が掲載されている。
(ただし、各建物の名称などはほとんど解読できない。)
・『東区史 第2巻 行政篇』(大阪市東区法円坂町外百五十七箇町区会/編纂 大阪市東区役所 1940)
p.1047-1048の間に「府立大阪博物場案内図」(明治36年発行)が折込で掲載されている。
建物名も読みとれる。
・『府立大阪博物場案内図』(連鈎堂 明治36(1903))
上記『東区史 第2巻 行政篇』掲載の図の元資料。
・『明治前期産業発達史資料 第9集 綿糖共進会報告』(明治文献資料刊行会 1964)
明治13年に大阪博物場で行われた綿糖共進会の報告書。
第6号p.2に会場図がある。
配置図ではないが、参考になる記述のある資料は次のとおり。
・『大阪と博覧会』(第五回内国勧業博覧会協賛会/編纂 第五回内国勧業博覧会協賛会 1902)
p.195-197に「大阪博物場」の項があり、建物について次のような記述がある。
「表門を入りて突当りの煉瓦建は美術館なり(中略)館を出づれば前面の左右に第一第二の売品室あり(中略)此処を一覧して美術館の北側を進めば大広間、能舞台等庭池に面して立ち、能狂言、音樂、抹茶其他の娯樂的集会又は社交的会合は絶えず此裡に催されつゝあり(中略)歩を転じ第三、四、五、六の売店を巡覧して出れば、鬱葱たる大樹下より(中略)種々の動物の飼養さるゝを見るべく、其傍には四季夫れ夫れ(※本文は繰り返し記号)の花卉盆栽あり、又土中より発掘されし古代の獨木舟も置かれたり(後略)」(p.196-197)
[事例作成日:2020年7月29日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 博物館 (069 10版)
- 参考資料
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- 東区史 第1巻 大阪市東区法円坂町外百五十七箇町区会∥編纂 大阪市東区役所 1942.4
- 東区史 第2巻 大阪市東区法円坂町外百五十七箇町区会∥編纂 大阪市東区役所 1940
- 明治前期産業発達史資料 第9集 明治文献資料刊行会 1964
- 大阪と博覧会 第五回内国勧業博覧会協賛会∥編纂 第五回内国勧業博覧会協賛会 1902
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪,図・絵
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000288715