レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/09/02
- 登録日時
- 2020/10/28 00:30
- 更新日時
- 2020/10/28 00:30
- 管理番号
- 6001045795
- 質問
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解決
書肆・柏原屋清右衛門について知りたい。
- 回答
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書肆・柏原屋清右衛門については、次の資料に書かれている。
■『日本古典籍書誌学辞典』(井上宗雄/[ほか]編 岩波書店 1999.3)
p.106-107 「柏原屋清右衛門」の項目がある。
「大坂心斎橋筋順慶町五丁目の書肆。堂号、称[角偏に光]堂。姓は渋川氏。寛文(一六六一ー七三)頃から明治初年にかけて活動した。」などの記載がある。
参考文献として、次の資料が挙げられている。
■佐古慶三 「浪華書林 渋川称[角偏に光]堂伝」『上方文化』<5>(上方文化研究所 1962.6)p.32-41
■『日本書誌学大系 76 近世書林板元総覧』(青裳堂書店 1998.2)
p.234 「柏原屋清右衛門 称[角偏に光]堂 渋川氏」があり、所在が「大坂心斎橋筋順慶町北入五丁目、北久宝寺通、南久太郎町」、刊行した図書として「倭名類聚抄 寛文7」「大全早引節用集 元治元合」が挙げられている。
(凡例によれば、「刊行物は知りうるかぎり最初と最終と目される刊行物を選び」記載したとある。)
■『新修大阪市史 第3巻』(新修大阪市史編纂委員会/編集 大阪市 1989.3)
「第5章 近世前期の文化 第4節 大坂出版界の形成と発展」に「有力本屋の活動と特色」の項(p.1018-1023)があり、柏原屋清右衛門についての記述がある(p.1018-1021)。
■『享保以後板元別書籍目録』(坂本宗子/編 清文堂出版 1982)
「『享保以後大阪出版書籍目録』と『享保以後江戸出版書目』を合わせて、板元別に出版図書を排列した書目」(凡例による)。
「柏原屋清右衛門」(p.67-72)の項があり、営業期間「享保九年八月-嘉永五年十一月」、営業地「大坂順慶町五丁目」、姓氏「渋川氏」と記載されている。以下、刊行した図書が列挙されている。
[事例作成日:2020年9月2日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 出版 (023 10版)
- 参考資料
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- 日本古典籍書誌学辞典 井上/宗雄∥[ほか]編 岩波書店 1999.3 (106-107)
- 上方文化 大阪文化研究所 大阪文化研究所 創刊-5
- 日本書誌学大系 76 青裳堂書店 1998.2 (234)
- 新修大阪市史 第3巻 新修大阪市史編纂委員会∥編集 大阪市 1989.3 (1018-1023)
- 享保以後板元別書籍目録 坂本/宗子∥編 清文堂出版 1982 (67-72)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪,人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000288713