レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/09/03
- 登録日時
- 2013/09/07 00:30
- 更新日時
- 2013/10/16 13:36
- 管理番号
- 6000012881
- 質問
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解決
各国の犯罪に関する統計について調べ、日本と比較したい。どの本を見ればよいか。
- 回答
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『世界統計白書』に、完全に比較が可能なものではないが、日本を含む49か国の犯罪発生件数等のデータがあり。
- 回答プロセス
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統計関連の書架を探すが、『世界の統計 2012』(総務省統計局)『世界国勢図会 2012/13』(矢野恒太記念会)『データブック・オブ・ザ・ワールド 2013』(二宮書店)『国際連合世界統計年鑑 2010』(原書房)には犯罪に関する統計データは載っていない。
法令関係の書架をさらに探したところ、『犯罪白書 平成24年版』(日経印刷)第4章「諸外国の犯罪動向との対比」に、主要な犯罪(2001~2010年)およびそのうちの殺人・窃盗(2006~2010年)の認知件数・発生率・検挙率について、日本・フランス・ドイツ・英国・米国の統計データがあり。しかし利用者はもっと多くの国について知りたいとのこと。
『犯罪統計入門 第2版』(日本評論社)第3部第3章「外国の犯罪統計の調べ方」(p236-253)に、インターネット上で英文で参照できる外国の統計情報の調査方法があり。日本語のサイトについては記載なし。p135「国際犯罪統計」には、国際連合と国際刑事警察機構(Interpol)が国際的な犯罪統計を作成しているが、国際刑事警察機構の統計へのアクセスは警察関係者に限られているとあり。国連が集計している統計の名称は「国連犯罪動向および刑事司法運用調査」(United Nations Survey on Crime Trends and the Operations of Criminal Justice Systems、略称国連犯罪・刑事司法調査)この調査について法務省のサイトを検索するが情報はヒットしない。英語の名称で検索すると国際連合薬物犯罪事務所(UNODC、United Nations Office on Drugs and Crime)のサイトhttp://www.unodc.org/unodc/en/data-and-analysis/United-Nations-Surveys-on-Crime-Trends-and-the-Operations-of-Criminal-Justice-Systems.html がヒットし、過去のものも含めデータを見ることが可能だが、日本語のサイトはない。
さらに市内他館から統計関連資料を取り寄せて内容を確認したところ、『世界統計白書 2012年版 データで見える世界の動き』(木本書店)p422-423「各国の犯罪発生件数」に、欠けている部分も多いが、2006年・2005年・2000年のアジア・オセアニア13か国(日本含む)、南北アメリカ大陸9か国、ヨーロッパ21か国、アフリカ6か国の犯罪発生件数があり。p424-425にはほぼ同様のデータで殺人発生件数があり。これは前記の国連司法・犯罪調査からのデータであるとのこと。こちらを見ていただいた。
なお『図表でみる世界の主要統計 OECDファクトブック(2011-2012年版)』(明石書店)には犯罪の件数はないが、p246-247に各国の治安及び防衛費の統計が載っていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 刑法.刑事法 (326 9版)
- 統計 (350 9版)
- 参考資料
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- 『世界統計白書 2012年版』木本書店・編集部/編集(木本書店)
- キーワード
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- 犯罪
- 統計
- 治安
- 国連犯罪・刑事司法調査
- 国際連合
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000136798