レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年5月30日
- 登録日時
- 2012/07/24 12:25
- 更新日時
- 2012/08/02 10:39
- 管理番号
- 中央-1-00364
- 質問
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解決
旧大宮市名誉市民第1号の加藤保男氏の家族が、1966年頃大宮駅前に登山店を開店したようだ。
そのお店の場所と状況について知りたい。
- 回答
-
加藤保男氏の親族が開いた店の住所については、昭和42年9月1日発行および昭和43年9月1日発行の電話帳で確認できた。
これらの電話帳は埼玉県立浦和図書館で所蔵している。(2012.7.24確認)
『埼玉県職業別電話番号』(昭和42年9月1日発行)
p.186 スポーツ用品・娯楽用品(大宮市)のところに、「加藤スポーツ」の記載あり。
『『職業別電話番号簿 埼玉県版』(昭和43年9月1日発行)
p.220 スポーツ用品・娯楽用品(大宮市)のところに「加藤スポーツ」の記載あり。
※いずれも住所は当時のもの。
店の状況については、具体的に記載されている資料は見つからなかった。
以下の資料に、親族が大宮駅前にスポーツ店を開店したという記述など載っていたので、参考までに紹介した。
(1)『今井通子 私の北壁』 今井通子/著 日本図書センター 2002
p.35以降、今井通子氏のコーチや登山メンバーとして加藤氏の親族の名前が出てくるが、店の記述はなし。
(2)『未踏への挑戦 加藤保男の生涯』 田中舘哲彦/著 汐文社 1983
p.11に、加藤氏の親族が大宮に開いた登山とスキーの専門店にJECC(ジャパン・エキスパーチ・クライマーズ・クラブ、加藤氏の親族、今井通子氏、手塚武男氏、新倉寿行氏ら新進気鋭のクライマーたちによる山岳グループのこと)の事務所が1965年に置かれた、と記述あり。
(3)『エベレストに消えた息子よ 加藤保男-栄光と悲劇の生涯』 加藤ハナ/著 山と渓谷社 1984
p.39に「(JECCの)事務所も、大宮の駅近くに開いた登山具店内に。この登山具店は家からも援助したのですが、クラブ創立の中心となった今井さん(通子)、毛束さん(武夫)、新倉さん(寿行)、細川さん(敬祐)、戸渡さん(誠)らが、店の土台づくりにわざわざ谷川岳から石や砂を運んで来たり、大工工事や電気工事を手伝ってくれてつくったものです。」という記述あり。
(4)『雪煙をめざして』 加藤保男/著 中央公論社 1982
p.8に滝男氏が大宮市に登山とスキーの専門店を開き、新たにJECCという山岳会を創立し、そこを事務所にしていた、という記述あり。
(5)『エベレストに死す 天才クライマー加藤保男(講談社文庫)』 長尾三郎/[著] 講談社 1987
p.108に、滝男氏が1966年にJECCという登山クラブを組織し、大宮駅前に「加藤スポーツ店」という登山とスキーの専門店を開いて、そこを事務所にした、という記述あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 戸外レクリエーション (786 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 加藤保男
- 名誉市民
- さいたま市大宮区
- 大宮市
- 照会先
- 寄与者
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- 埼玉県立浦和図書館
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109280