レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20170519
- 登録日時
- 2020/04/10 00:30
- 更新日時
- 2020/04/10 00:30
- 管理番号
- 徳参20170501
- 質問
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解決
昔の数の数え方に「ひ・ふ・み・よ・いつ・・・」というものがあるが、11以上はどのように数えるのか知りたい。
- 回答
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A.『現古辞典』古橋信孝/著 河出書房新社 2012.3
p.319-320 数詞一覧(基数詞)
一から十、二十(はた)、三十(みそ)、四十(よそ)、五十(いそ)、八十(やそ)、
百(もも)、五百(いほ)、千(ち)、八千(やち)、万(よろず)、八百万(やほよろず)
十一、十二などの細かい数字の記述はなし。
B.『数詞って何だろう』加藤良作/著 ダイヤモンド社 1996.3
p.15-16 15:ト・アマリ・イツツ(10と5の意味)
23:ハタチ・アマリ・ミツ
アマリは2つの数詞の表す数を足すのか、あるいはどうするのかを説明するつなぎの語
である。
C.『数詞:その誕生と変遷』小林功長/著 星林社 1998.5
p.136-138 11王:と・あまり・ひと(みこ)
59柱:いそ・じ・まり・ここの(はしら)
123歳:もも・ち・まり・ふたみ(とせ)
「まり」は「あまり」が転じたもの。
D.『数の民族誌:世界の数・日本の数』内林政夫/著 八坂書房 1999.4
p.93-96 十一:トヲ・マリ・ヒト、十二:トヲ・マリ・フタ、十四:トヲ・マリ・ヨ、
十六:トヲ・マリ・ム、十七:トヲ・マリ・ナナ (『古事記』より)
トヲを数えてアマリがいくつあるという表現。
六十:ムソ、七十(ナナソ)、九十(ココノソ)
D.『数え方の日本史』三保忠夫/著 吉川弘文館 2006.3
p.9-10 和語の数詞は「とお」まで、漢語と大きく異なる。
- 回答プロセス
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和語、数詞、数え方をキーワードに所蔵検索する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 言語学 (801 8版)
- 参考資料
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- 現古辞典 (813.6フルp.319-320古橋信孝/著 河出書房新社 2012.3)
- 数詞って何だろう (801.5カトp15-16加藤良作/著 ダイヤモンド社 1996.3)
- 数詞:その誕生と変遷 (801.5コハp.136-138小林功長/著 星林社 1998.5)
- 数の民族誌:世界の数・日本の数 (801.5ウチp.93-96内林政夫/著 八坂書房 1999.4)
- 数え方の日本史 (815.2ミホp.9-10三保忠夫/著 吉川弘文館 2006.3)
- キーワード
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- 数詞 和語 数え方
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000280436