レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年02月02日
- 登録日時
- 2011/06/21 16:15
- 更新日時
- 2011/06/21 16:15
- 管理番号
- 9000007173
- 質問
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解決
戦後の歌謡曲「ブンガワン・ソロ」の歌詞が掲載されている資料があるか。
- 回答
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松田トシ訳の歌詞が、『日本のうた大全集:詩と解説』(長田暁二編著 自由現代社 2005年)、『世界の愛唱歌:ハンドブック』(長田暁二著 ヤマハミュージックメディア 2005年)などに掲載がある。詳細について、またその他の訳詞については、照会資料をご覧下さい。
- 回答プロセス
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1.NDC767の書架で、戦後の歌謡曲の収載されている図書を確認
『たのしく歌える愛唱歌集:童謡・唱歌・名歌・民謡・軍歌・流行歌』(山本芳樹著 金園社 1977年)→p430-431に歌詞・楽譜の掲載あり。「貴所知也訳詞 ジャワ島民謡」とある。
※次の図書には掲載がなかった
『日本流行歌史』全3巻(古茂田信男ほか編 社会思想社 1994-1995年)
2.NDC911.66の書架で流行歌の歌詞の掲載のある図書を調査
・『日本のうた大全集:詩と解説』(長田暁二編著 自由現代社 2005年)→p259に歌詞と解説の掲載あり。松田トシ訳詞。
・『日本のうた:カラオケヒット1700』(興陽館書店 1982年)→p718に歌詞の掲載あり。「作詞・松田トシ 作曲・ズサン」とある。
3.世界の民謡の掲載のある図書を確認
・『世界民謡集(少年少女歌唱曲全集)』(真篠将共編 ポプラ社 1962年)→p212-216に楽譜、歌詞、解説の掲載あり。ジャワ民謡、友島秀夫訳詞。
・『世界の愛唱歌:ハンドブック』(長田暁二著 ヤマハミュージックメディア 2005年)→p290-291に楽譜、解説の掲載あり。【作詞・作曲】グサン・マルトハルトノ 【訳詞】松田トシ。
・『日本語と原語で歌う世界の名歌』(野ばら社編集・発行 2000年)→p244-245に楽譜と歌詞(原詩)の掲載あり。日本語詞・津川主一、「Java Fork Song」とある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767 9版)
- 参考資料
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- 『日本のうた大全集:詩と解説』(長田暁二編著 自由現代社 2005年) (p259(松田トシ訳詞))
- 『世界の愛唱歌:ハンドブック』(長田暁二著 ヤマハミュージックメディア 2005年) (p290(松田トシ訳詞))
- 『日本のうた:カラオケヒット1700』(興陽館書店 1982年) (p718(松田トシ訳詞))
- 『たのしく歌える愛唱歌集:童謡・唱歌・名歌・民謡・軍歌・流行歌』(山本芳樹著 金園社 1977年) (p430(貴所知也訳詞))
- 『世界民謡集(少年少女歌唱曲全集)』(真篠将共編 ポプラ社 1962年) (p215(友島秀夫訳詞))
- 『日本語と原語で歌う世界の名歌』(野ばら社編集・発行 2000年) (p344(津川主一訳詞))
- キーワード
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- 「ブンガワン・ソロ」
- 歌謡曲
- 流行歌
- インドネシア民謡
- 民謡
- 松田トシ
- ラジオ歌謡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『世界の愛唱歌:ハンドブック』(長田暁二著 ヤマハミュージックメディア 2005年)の解説によると、「ブンガワン」はジャワ語で「大河」の意で、「ブンガワン・ソロ」は「ソロ川」。第2次世界大戦中の1942年、この歌は日本占領下の現地で大流行していた。南方最前線の将兵を慰問中の藤山一郎が、現地人の華僑チョン・ロックから教わり採録して、帰国後、日本劇場で歌った。また、戦争中、松田トシの自宅に遊びに来ていたインドネシアの留学生たちが、帰国後この曲の楽譜を送り、トシは自ら日本語詞を作り、昭和23(1948)年コロンビアから発売された。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 音楽
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000087787