レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/07/05
- 登録日時
- 2021/08/02 00:30
- 更新日時
- 2021/08/10 14:51
- 管理番号
- 秋田-2611
- 質問
-
解決
能代市二ツ井町の麻生遺跡で発掘され、国の重要文化財に指定された土面について、指定された経緯や実際の大きさなど、詳細が分かる資料はあるか。(土面自体は、現在東京大学で保管されている。)
- 回答
-
以下の資料を案内。
①東京大学総合研究資料館 東京大学コレクションⅠ 東アジアの形態世界
http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/DKankoub/Publish_db/1994collection1/tenji_sekki_03.html
(確認日付 2021.7.1)
②『東京人類学会雑誌 第16巻第177号』(東京人類学会、1900)
③『MUSEUM 71号』(東京国立博物館、1957)
※国立国会図書館デジタルコレクションにおいて、図書館送信限定で閲覧可能
④『土偶と仮面・縄文社会の宗教構造』(磯前 順一/著、校倉書房、1994、210.2/イド)資料番号:120937289
⑤『二ツ井町の文化財 No.1〜No.12』(二ツ井町教育委員会/編、二ツ井町教育委員会、1978、A709/101/1-12)資料番号:112412291
⑥『秋田考古学 54号』(秋田考古学協会/編、秋田考古学協会、2010、205/アア/54郷)資料番号:129370599
⑦『考古學雑誌 第77巻第1号』(日本考古学學會、1991)
⑧『教育秋田 342号ー365号』(秋田県教育委員会/編、秋田県教育委員会、1978、A370.5/49/342-365)資料番号:111458113
⑨秋田魁新報1995年8月31日夕刊5面「麻生遺跡出土の土面 約100年ぶりに里帰り」
⑩秋田魁新報1998年8月14日朝刊8面「秋田魁新報:遺跡は語る 第2部米代川流域でのいとなみ77 麻生遺跡 上」
⑪秋田魁新報1998年8月28日朝刊10面「秋田魁新報:遺跡は語る 田2部米代川流域でのいとなみ78 麻生遺跡 下」
- 回答プロセス
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1.所蔵資料検索(キーワード「麻生」and資料種別「郷土」)
×『奥羽史料調査部所蔵麻生出土遺物写真・藤株出土遺物写真』(喜田貞吉/編、東北帝国大学法文学部奥羽資料調査部、1928、A202/288)資料番号:111984563
2.インターネット検索(キーワード「麻生 土面 文化財」)
→下記ホームページが該当。
①東京大学総合研究資料館 東京大学コレクションⅠ 東アジアの形態世界
http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/DKankoub/Publish_db/1994collection1/tenji_sekki_03.html
(確認日付 2021.7.1)
・秋田県教育庁文化財保護室 秋田県遺跡地図情報
http://common3.pref.akita.lg.jp/heritage-map/ruins/detail.html?ruins_id=1412
(確認日付 2021.7.1)
3.2で挙げられていた参考文献を確認
②『東京人類学会雑誌 第16巻第177号』(東京人類学会、1900)資料番号なし
→P125 「石器時代土製仮面」に、実物大の図および横から見た図(縮小版)について記載あり
×『月刊考古学ジャーナル343号』(ニュー・サイエンス社、1992)資料番号なし
→P27「岩手県根岸・秋田県麻生出土の土製仮面—東京大学総合研究資料館蔵品より—」に、重要文化財に指定されていない麻生遺跡の土面について記載あり
③『MUSEUM 71号』(東京国立博物館、1957)
→P13-14 「新重要文化財 土偶・土面の研究」に特徴や経緯について記載あり
※国立国会図書館デジタルコレクションにおいて、図書館送信限定で閲覧可能
④『土偶と仮面・縄文社会の宗教構造』(磯前 順一/著、校倉書房、1994、210.2/イド)資料番号:120937289
⑤『二ツ井町の文化財 No.1〜No.12』(二ツ井町教育委員会/編、二ツ井町教育委員会、1978、A709/101/1-12)資料番号:112412291
→No.1 P6「明治31年に東京帝国大学人類学教室でこの麻生遺跡の学術調査が行われている」と記載あり
3.2のプロセス内でインターネット検索(キーワード「麻生遺跡詳細分布」)をしたところ、下記のホームページが該当。それぞれキーワード「麻生」で検索。ヒットした文献を確認。
・秋田県教育庁払田柵跡調査事務所 秋田県考古学関係文献検索
http://www.pref.akita.jp/hotta/database/bunken/(確認日付 2021.7.1)
・奈良文化財研究所 全国遺跡報告総覧
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja(確認日付2021.7.1)
⑥『秋田考古学 54号』(秋田考古学協会/編、秋田考古学協会、2010、205/アア/54郷)資料番号:129370599
→P3「麻生遺跡に関する研究の歴史」にこれまでの調査について記載あり
⑦『考古學雑誌 第77巻第1号』(日本考古学學會、1991)
→P24、26に土面の特徴と図の記載あり
4.国指定文化財等データベース
(https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/index 確認日付2021.7.1)
で検索(キーワード「土面」)。
→麻生遺跡の土面がヒットするが、指定された経緯や大きさなどの記載はなし。
5.秋田県立図書館デジタルアーカイブで検索(キーワード「麻生」)
→下記資料が該当。
⑧『教育秋田 342号ー365号』(秋田県教育委員会/編、秋田県教育委員会、1978、A370.5/49/342-365)資料番号:111458113
→349号裏表紙「秋田県立博物館収蔵資料 二ツ井町麻生の土面」に大きさや経緯、秋田県立博物館に実物大の模造品があることについて記載あり
⑨秋田魁新報1995年8月31日夕刊5面「麻生遺跡出土の土面 約100年ぶりに里帰り」
⑩秋田魁新報1998年8月14日朝刊8面「秋田魁新報:遺跡は語る 第2部米代川流域でのいとなみ77 麻生遺跡 上」
⑪秋田魁新報1998年8月28日朝刊10面「秋田魁新報:遺跡は語る 田2部米代川流域でのいとなみ78 麻生遺跡 下」
→それぞれ大きさや経緯について記載あり
その他、確認したが記載がなかった資料
×『秋田県の文化財 第5集』(秋田県教育委員会、1978、70-フジワラ/6039/)資料番号:129435392
×『秋田県埋蔵文化財センター研究紀要 第27号』(秋田県埋蔵文化財センター/編、秋田県埋蔵文化財センター、2013、202/アア/27郷)資料番号:129584827
×『蓑虫山人全国周遊絵日記 秋田編』(蓑虫山人/画、DIフォト企画、1979、721.9/ミミ/郷)資料番号:111332797
- 事前調査事項
- NDC
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- 歴史 (2)
- 参考資料
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- 二ツ井町の文化財No.1〜No.12二ツ井町教育委員会/編二ツ井町教育委員会
- 土偶と仮面・縄文社会の宗教構造磯前 順一/著校倉書房
- 秋田考古学54号秋田考古学協会/編秋田考古学協会
- 教育秋田342号ー365号秋田県教育委員会/編秋田県教育委員会
- キーワード
-
- 考古学(コウコガク)
- 麻生遺跡(アソウイセキ)
- 土面(ドメン)
- 文化財(ブンカザイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000302564