レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月05日
- 登録日時
- 2019/10/05 15:49
- 更新日時
- 2020/03/26 14:37
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2019-013
- 質問
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解決
明治42年1月の「東海道唱歌 汽車」の歌詞の中に「七宝陶器に夜寒焼」とあります。「夜寒焼」というのは何のことですか。
- 回答
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明治12年ころから大正初期まであった名古屋の焼き物です。例えば『名古屋のやきもの : 茶どころに華ひらく陶芸文化 企画展』(愛知県陶磁資料館, 1995年)には、「辻鉦二郎(1848-1920)が古渡夜寒の里(中区金山)において明治12年(1879)頃(異説有り)はじめた。同29年(1896)に辻陶器工場を設けて事業を拡張したが、大正初年頃に廃業(後略)」と書かれています。
- 回答プロセス
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まず『愛知百科事典』を調べ、「夜寒焼」が名古屋の焼き物であることを確認しました。次に書名としてありそうな「ナゴヤノヤキモノ」をキーワードとして蔵書検索すると、愛知県陶磁器資料館と名古屋市博物館の図録があることがわかり、その中に「夜寒焼」についても書かれていました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 陶磁工芸 (751 9版)
- 参考資料
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岡本仁, 野ばら社編集部 編 , 岡本, 仁 , 野ばら社. 鉄道唱歌 増訂版. 野ばら社, 2000.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002886711-00 , ISBN 4889863532 (p.167-176(東海道唱歌 汽車)) -
中日新聞社 編 , 中日新聞社. 愛知百科事典. 中日新聞本社, 1976.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003841040-00 (p.853) -
愛知県陶磁資料館学芸課/編集 , 愛知県陶磁資料館. 名古屋のやきもの : 茶どころに華ひらく陶芸文化 企画展. 愛知県陶磁資料館, 1995.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026523922-00 (p.33,38,44,46,51) -
名古屋市博物館/編集 , 名古屋市博物館. 名古屋のやきもの : 城下町の文化 部門展. 名古屋市博物館, 1980.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026474224-00 (p.34-35,52,54)
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岡本仁, 野ばら社編集部 編 , 岡本, 仁 , 野ばら社. 鉄道唱歌 増訂版. 野ばら社, 2000.
- キーワード
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- 夜寒焼
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000262359