レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年9月25日
- 登録日時
- 2020/03/26 11:32
- 更新日時
- 2020/03/28 09:21
- 管理番号
- 県立長野-19-108
- 質問
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『誰も語らなかった防衛産業』という本に飯田市にある多摩川精機ではモーターの部品を手作りしているという記載があるが、なぜ職人が手作りしないといけないのか知りたい。
- 回答
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1 『誰も語らなかった防衛産業』を確認すると、p.160-162に、自動車の場合は同じ作業を機械で行っても全く問題がないが、防衛装備品の場合には機械ではできない技が必要だと記載がある。またちょっとした力の入れ加減で精度が変わるといい、これを習得するには長い時間がかかる、まさに熟練の「匠の技」であるという記載がある。
2 「信濃毎日新聞」2015(平成27)年10月30日(金)朝刊22ページ 飯伊2面 見出し:「15信州の名工・南進地方=電動機応用製品組立工 宮地優子さん手仕事の技術を伝承」に、宇宙機器のモーターなどの巻き線作業に携わったとあり、受注するモーターは少量多品種であることや、「機械は応用が利かないので、多品種になると人の手が大事。職場の技術伝承を進めていく」と意気込むと記載がある。
3 「信濃毎日新聞」1998(平成10)年2月9日(月)夕刊8ページ 夕特1面 見出し:「<1998年長野五輪>特集 信州の企業(2)=多摩川精機 大手が手だせぬ技術追及」に「航空、宇宙、産業用、原子力、防衛関係などへの分野への納品が多かった。これらの製品は価格より高い信頼性や精密さが要求され、一品生産的な性格が強い。」とある。
- 回答プロセス
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1 『誰も語らなかった防衛産業』を確認する。
2 当館のオンライン蔵書目録でキーワード「多摩川精機」で検索、ヒットした資料を見るが回答につながる記載は確認できない。
3 信濃毎日新聞データベースで「多摩川精機 巻き線」で検索、ヒットした記事を確認する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 電気機器 (542 10版)
- 企業.経営 (335 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 巻き線
- モーター
- 信州学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000279581