レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年02月07日
- 登録日時
- 2013/09/17 17:28
- 更新日時
- 2017/07/02 00:30
- 管理番号
- 10-3A-201309-11
- 質問
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解決
阪急百貨店のコンコースの写真が載っている資料が見たい。(ドーム天井に装飾、壁画が施されていた。2005年9月9日に取り壊された。)カラー写真が望ましい。
- 回答
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以下の図書を紹介しました。
・『株式会社阪急百貨店50年史』(50年史編集委員会/編 阪急百貨店,1998) 口絵に「コンコースのブロンズ大時計(梅田本店)」、「人々で賑わうコンコース(梅田本店)」、「コンコース南詰シャンデリアと四神をモチーフにしたツマの一部(梅田本店)」のカラー写真があります。
・『阪急三番街物語-阪急梅田再開発10年の歩み-』(阪急電鉄株式会社/編 1979)
p.28に「グローバル広場より阪急百貨店1階入口を望む」として、コンコースのドーム型天井の一部とシャンデリアのカラー写真があります。
・『阪急ステーション-写真で見る阪急全駅の今・昔-』(阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部/編・著 2001)
p.17に「阪急百貨店前にある、天井がアーチ型の通路」のカラー写真があります。壁画について「伊東忠太氏が描いた原画を拡大したもの」との解説があります。
- 回答プロセス
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1、フリーワード“阪急百貨店”で当館所蔵を検索し、ヒットした資料を確認
・『株式会社阪急百貨店25年史』当該コンコースの写真なし。
・(資料1)口絵にカラー写真3枚あり。
2、商用データベース「ヨミダス歴史館」で“阪急百貨店”と“コンコース”で検索。
取り壊し当日の夕刊に記事が見つかる。
「さよなら阪急コンコース 昭和モダン、77年目の解体」(2005年9月9日、大阪夕刊、1面)
コンコースが1929年に阪急梅田駅と百貨店が隣接して完成したときに誕生し、梅田駅が1971年に北側に移転した後も残ったことが判明。
3、フリーワードで“阪急”ד駅”、“阪急”ד梅田”で当館所蔵を検索し、ヒットした資料を確認。
・(資料2)p.28にカラー写真あり。
・(資料3)p.17に小さいがコンコースの壁画の写真と簡単な解説あり。
2017年6月29日追記
商用データベース「ヨミダス歴史館」で再度検索。
「お待たせ阪急新コンコース 今秋7年ぶり全面開通 アーチ形天井13階で復元」(2012年4月13日、大阪朝刊、2面)
「建築家・伊東忠太氏(1867~1954年)が手がけたことで知られる旧コンコース(29年完成)のアーチ形のデザインは、百貨店13階のレストランに受けつがれる。」との記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 商業史.事情 (672 9版)
- 商業経営.商店 (673 9版)
- 参考資料
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- 『株式会社阪急百貨店50年史』 50年史編集委員会/編集 阪急百貨店,1998.4<当館書誌ID:0000681180> (資料1)
- 『阪急三番街物語:阪急梅田再開発10年の歩み』 阪急電鉄株式会社/[編] 阪急電鉄,[1979]
- <当館書誌ID:0000370297> (資料2)
- 『阪急ステーション-写真で見る阪急全駅の今・昔-』 阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部/編・著 2001.4
- <当館書誌ID:0010064680> (資料3)
- 商用データベース 「ヨミダス歴史館(読売新聞記事)」(2017.6.29確認)
- キーワード
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- 大阪府大阪市
- 阪急
- 百貨店
- 梅田
- 駅
- コンコース
- 建築
- 装飾
- 伊東忠太
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000137234