レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年08月25日
- 登録日時
- 2010/10/07 02:00
- 更新日時
- 2020/09/28 09:48
- 管理番号
- 広県図20100046
- 質問
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解決
昭和20年8月6日原爆投下後の芸備線の運行状況が知りたい。
- 回答
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参考資料(1)に,「10時過ぎに芸備線備後十日市(現・三次)から救援列車が広島に向かい,広島駅からひとつ手前の矢賀駅で負傷者を乗せ、二一時過ぎ備後十日市に帰った。また一二時過ぎ逆向き運転の機関車が四両の客車を連結し、約200人の負傷者を乗せた救援列車が広島駅から西条駅まで運転された。」との記述があり,当日芸備線を運行した国鉄職員の証言が紹介されている。
参考文献として国労原爆被爆者対策協議会『この怒りを第4集』(「原爆被災復旧記録」所収)が紹介されているが,当館所蔵なし。
「この怒りを」は『矢賀原爆戦災誌』(参考資料(4))にも一部掲載されている。
参考資料(2)「第五章 関連市町村の状況」の芸備線沿線市町村の記述中に,芸備線で負傷者が運ばれてくる様子がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 鉄道運輸 (686 9版)
- 参考資料
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- (1)『日本鉄道史』 原田勝正/著 刀水書房 2001.6 ( (ID:1004772271 ))
- (2)『広島原爆戦災誌 第4巻』 広島市/編 1971. (三次市(p713),庄原市(p719),安佐郡高陽町(p791),高田郡白木町(p834),高田郡向原町(p837),高田郡甲田町(p844) (ID:1002287918 ))
- (3)『芸備線米寿の軌跡』 菁文社出版部/編集 菁文社 2004.2 (p76「昭和20年(1945)、終戦頃の時刻表」 (ID:1005170046 ))
- (4)『矢賀原爆戦災誌』 矢賀原爆戦災誌編集委員/編集 矢賀学区連合町内会 1995. (芸備線の折り返し運転起点となった矢賀駅の様子について書かれた体験記の収録あり。 (ID:1003679410 ))
- キーワード
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- 原子爆弾
- 芸備線
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000072060