レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年01月19日
- 登録日時
- 2022/03/11 18:37
- 更新日時
- 2022/03/24 16:58
- 管理番号
- 大分県立郷土-2021-042
- 質問
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解決
『竹のふしぎ』(ハヌマン/編 極東印刷紙工株式会社 1993.12)p8-9にある「竹だらけの村」がどこにあたるのか特定するための手掛かりになる資料を探している。江戸時代(文政・天保年間)、庶民が税として納めていた特産品が掲載された資料はあるか。
- 回答
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●文政・天保頃の豊後国内の特産品が載っている資料として以下を紹介
【1】『訓読豊後国志』 [唐橋 世済/纂輯]ほか 思文閣出版 2018.3
p490 日田郡渡里郷鶴河内村、大山荘万万金村で大竹が土産(特産品)として産出されているとある。
大竹以外には虎斑竹(津江荘)・銭文竹(財津村)・竹皮(大山荘)といった記述あり。
※『豊後国誌』が完成したのは享和3年(1803年)
●当時、特産品がどのように納税されていたかについて書かれた資料として以下を紹介。
【2】『日田市史』 日田市/編・発行 1990.12
p328-330 寛政3年(1791)の渡里村の事例あり。当時\\小物成(山林・川海などの土地や産物などに課される税)はすべて銀納だったとある。
p324 渡里村の小物成の内訳あり。竹は項目に入っていない。
p409 【1】の特産品が一覧表になっている。
- 回答プロセス
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1.『竹のふしぎ』出典資料確認
2.豊後国志確認
3.県史・市史類確認
4.地名辞典類確認
- 事前調査事項
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『古今要覧』
小国町立図書館での調査
- NDC
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- 被子植物 (479)
- 租税 (345)
- 日本 (291)
- 参考資料
-
-
[唐橋君山] [纂輯] , [田能村竹田], [伊藤鏡河], [古田寛斎] [校正] , 太田由佳 訳 , 松田清 注 , 竹田市 企画・編集 , 唐橋, 君山, 1736-1800 , 田能村, 竹田, 1777-1835 , 伊藤, 鏡河, 1752-1829 , 古田, 匡方 , 太田, 由佳, 1982- , 松田, 清, 1947- , 竹田市. 訓読豊後国志. 思文閣出版, 2018.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028984707-00 , ISBN 9784784219346 (p490) -
日田市. 日田市史. 日田市, 1990.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002085632-00 (p328-330)
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[唐橋君山] [纂輯] , [田能村竹田], [伊藤鏡河], [古田寛斎] [校正] , 太田由佳 訳 , 松田清 注 , 竹田市 企画・編集 , 唐橋, 君山, 1736-1800 , 田能村, 竹田, 1777-1835 , 伊藤, 鏡河, 1752-1829 , 古田, 匡方 , 太田, 由佳, 1982- , 松田, 清, 1947- , 竹田市. 訓読豊後国志. 思文閣出版, 2018.
- キーワード
-
- 竹
- 日田郡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000313443