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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2012-003
事例作成日
(Creation date)
2011年11月26日登録日時
(Registration date)
2012年05月16日 09時37分更新日時
(Last update)
2012年07月25日 13時59分
質問
(Question)
腹摺龍(はらすりりゅう)について書かれている資料を見たい。彫り物の龍が動いて川に行き氷を食べたという内容の伝説で3-40年前に聞いたことがある。
回答
(Answer)
「腹摺龍」について記述のある資料は見つからなかった。
また、彫り物の龍が動いて川(湖等の水辺)に向かい、水を飲んだという話は多くあったが、「氷を食べた」という逸話は発見できなかった。
回答プロセス
(Answering process)
龍に関する一般的情報から調査する
『世界大百科事典 改訂新版 29(ユエ-リン)』(平凡社 2007)
p609-610〈りゅう 竜〉の項あり。質問に関連する情報はなし。
『日本大百科全書 24 りさ-ん』(小学館 1988)
p90-91〈竜 りゅう〉の項あり。
日光東照宮拝殿庇の彫り物の竜の写真が掲載されているが、質問に関連する情報はなし。
「腹摺龍」「蛟龍」については、該当項目自体なし。

インターネットから情報を調査する
以下のWebサイトに水を飲む龍についての記述あり。
《山元醸造株式会社(富山県高岡市)》( http://www.murocho.com/aji/kojyou5/kojyou5_11.html  2011/11/20最終確認)
「勝興寺の経堂には、立派な龍の彫刻がある。龍は夜になると経堂の、隣りにある池に水を飲みに来る。」
《文化デジタルライブラリー》( http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/edc11/sakuhin/arasuji/obj/p15.swf  2011/11/20最終確認)
「京人形」の解説に、以下の記述あり。
「左甚五郎(ひだりじんごろう)は、江戸時代の彫刻の名人で、日光東照宮の眠り猫や東京上野東照宮の竜で有名です。この竜の彫刻には、毎夜動き出して不忍池の水を飲んだという伝説もあります。」
《石見銀山勝源寺》( http://www.shougenji.ecnet.jp/transom%20window%20of%20art.html  2011/11/20最終確認)
本堂の欄間彫刻「龍」に関する記述あり。
「伝説 水飲みの龍」 ※江戸中期の彫刻師、石賀小平次良信
「勝源寺の山門に施された龍の彫刻が、夜な夜な門を抜け出して、何処かへ居なくなるという。ある男が追い掛けてみたところ、寺の下を流れる川で水を飲んでいた。」
《マイタウンさいたま》( http://www.amatias.com/bbs/bbs_list.asp?current_page=3&forum_id=14  2011/11/24最終確認)
「その10 長伝寺(本町東)「水飲み竜」」あり。

上記インターネットの情報を参考に所蔵資料を調査する
『日本架空伝承人名事典』(大隅和雄〔ほか〕編 平凡社 1986)
p392〈左甚五郎〉の項に、「日光東照宮の眠り猫、東京上野東照宮の竜など、甚五郎作と伝えられる彫物は全国に多数ある。竜の彫物が毎夜池におりて水を飲んだなど、甚五郎あるいはその作品にまつわる伝説は多く」とあり。
『龍 神秘と伝説の全容』(笹間良彦〔著〕 刀剣春秋新聞社 1975)
p315〈図182〉の説明に、「滋賀県三井寺境内御井堂の欄間に彫られた龍(伝左甚五郎作)伝説ではこの龍は堂守の役目を果たさず、琵琶湖に遊ぶので寺僧が祈祷の上目玉に太釘を打込んだと言う。」とあり。
『与野市史 民俗編』(与野市企画部市史編さん室編 与野市 1980)
p409-414「長伝寺の水飲み竜」あり。小川の水を飲んで、与野の田を雨天による水害から守った話。氷は食べていない。
『与野の不思議探検:与野市文化財展図録』(与野市教育委員会社会教育課編 与野市教育委員会 1994)
p7-8「長伝寺の水飲み龍:洪水を防ぐ欄間の竜」の項あり。内容は『与野市史』と同じ。

埼玉県の伝説・昔話の資料を調査する
『埼玉県伝説集成 分類と解説 中 歴史編』(韮塚一三郎編著 北辰図書出版 1973)
p599-601に龍の話が数編あるが、いずれも彫物の龍ではない。
『埼玉県伝説集成 分類と解説 下 信仰編』(韮塚一三郎編著 北辰図書出版 1974)
p11-51「神-水の神」に龍の伝説数編あり。
p26-27「雨乞い竜 熊谷市代 諏訪神社」「雨乞い竜 深谷市上増田 諏訪神社」は、共に左甚五郎作の竜の彫刻の話だが、竜が自ら川に行くわけではない。
『埼玉県伝説集成 分類と解説 別巻』(韮塚一三郎編著 北辰図書出版 1977)
p152-153「大暴れする竜 桶川市田谷 泉福寺」左甚五郎作の竜の彫刻が夜になると山門を抜け暴れまわるので、首と尾を針金で縛った。
p154「金縛りの龍 入間郡越生町堂山」左甚五郎の竜の彫刻が夜抜け出しては田畠を荒らすので金網をかぶせられた。
『埼玉の伝説 日本の伝説 18』(早船ちよ著 諸田森二著 角川書店 1977)
p117 秩父神社の左甚五郎作の龍の彫物が天の池に毎夜水のみの出ては田畑を荒らすので、鉄の鎖でかたくつないだ。
『秩父の伝説 語り継ぐふるさとへの想い』(秩父の伝説編集委員会編 秩父市教育委員会 2007)
彫り物の龍を扱ったものは、「水飲み龍」「妙見さまの龍」の2つ。p107「水飲みの龍」p244-245「妙見さまの龍」
『龍神 雲を呼び嵐をおこす 平成11年度第三回特別展』(さいたま川の博物館 2000)
龍の伝説や埼玉県内の龍にまつわる物語が複数紹介されているが、彫り物の龍が氷を食べる話はなし。
p5に和漢三才図会から引用の龍、蛟龍、蜃の絵あり。

その他調査済資料は、以下のとおり。該当する記述がなかったもの
『日本伝奇伝説大事典』(乾克己〔ほか〕編 角川書店 1986)
『日本昔話事典』(稲田浩二〔ほか〕編 弘文堂 1977)
『いまは昔むかしは今 1 瓜と龍蛇』(網野善彦〔ほか〕編集 福音館書店 1989)
『龍 シルクロード史考察 11』(森豊著 六興出版 1976)
『龍の起源』(荒川紘著 紀伊国屋書店 1996)
『龍の百科 新潮選書』(池上正治著 新潮社 2000)
『龍の文明史』(安田喜憲編 荒川紘〔ほか〕執筆 八坂書房 2006)
『図説 日本民俗学全集 3 民間信仰・妖怪・風俗・生活』(藤沢衛彦著 高橋書店 1977)
『埼玉県の民話と伝説 北足立編』(根津富夫編 有峰書店 1977)
『埼玉県の民話 ふるさとの民話  17』(日本児童文学者協会編 偕成社 1979)
『北武蔵の伝説 名著復刻日本伝説叢書』(藤沢衛彦編著 すばる書房 1978)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
伝説.民話[昔話]  (388 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
腹摺龍(はらすりりゅう)
伝説
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000105909解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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