レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年05月22日
- 登録日時
- 2010/06/18 10:33
- 更新日時
- 2017/03/20 16:11
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-1200
- 質問
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解決
『信長公記』をできるだけ原本に近いもので見たい。
- 回答
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岡山大学池田家文庫等刊行会編『信長記』(全15巻 福武書店,1975 郷土書庫:289/オ)を提供。
- 回答プロセス
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1 和田裕弘「信長公記の諸本」(堀新編『信長公記を読む』(吉川弘文館,2009)p.56~63)によると、太田牛一の自筆本『信長公記』で現在確認されているものは以下の4本。
1)建勲神社蔵『信長公記』(15巻)
2)池田家文庫蔵『信長公記』(15巻、ただし巻12のみ別筆)
3)尊経閣文庫蔵『永禄十一年記』(巻1相当)
4)織田家蔵『太田牛一旧記』(本願寺攻めの顛末など中心)
2 上記1)2)について、複製、影印本の刊行、所蔵を調査し、2)の複製の所蔵を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 織田信長(おだ のぶなが)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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上記「信長公記の諸本」には諸本の一覧表も掲載。また、より詳しく論じた資料として金子拓『織田信長という歴史 『信長記』の彼方へ』(勉誠出版,2009)がある。こちらの諸本一覧表(p.76~83)には「原本以外で閲覧可能な媒体・複製」の項目がある。(2017年3月追記)
よく用いられる奥野高広・岩沢愿彦校注『信長公記』(角川文庫)は、1)の写本である陽明文庫蔵本を底本に(首巻部分を除く)翻刻・読み下ししたもの。
同様の事例あり:https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000046723
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000068161