レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190327
- 登録日時
- 2023/06/01 00:30
- 更新日時
- 2023/06/01 00:30
- 管理番号
- 徳郷20190310
- 質問
-
解決
「阿波」という地名が使われるようになったのは、いつ頃からか。
- 回答
-
下記資料に記述あり。
【A】『国史大辞典 第1巻』
p364「あわのくに」の項。
阿波国成立に関する記述あり。
「古代の阿波国は北方と南方に二分され、北方は粟国、南方は長国と呼ばれ、…大化改新後、両国は合一して阿波国(上国)となり、…」
【B】『日本古代史大辞典 旧石器時代~鎌倉幕府成立頃』
p34「あわのくに[阿波国]」の項。
「律令制以前には北部の忌部氏による粟国と南部の三輪系の海人による長国があったといわれる。」
【C】『神道大系 古典編 8』
p205「国造本紀」で、「阿波國造」あり。
「国造本紀」は、9世紀後半に成立したとみられる『古語拾遺』等の文を借用していたと考えられる。
【D】『神道大系 古典編 5 古語拾遺』
p24「古語拾遺」(大同2(807)年を、一応の成立年とする)で、「阿波國」あり。
【E】『徳島県の歴史』
p51 阿波国成立に関する記述あり。
「七世紀末の飛鳥浄御原律令と八世紀初頭の大宝律令によって…律令国家が成立する。こうした変革期のなかで、徳島県域には…古代阿波国の名前があたえられた。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 四国地方 (218 8版)
- 参考資料
-
- 【A】国史大辞典 第1巻 (210.03コク21-1364国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1979.03)
- 【B】日本古代史大辞典 旧石器時代~鎌倉幕府成立頃 (210.3ウエ34上田正昭/監修・編集 井上満郎/〔ほか〕編 大和書房 2006.1)
- 【D】神道大系 古典編 5 古語拾遺 (170.8シン2-524神道大系編纂会/編 神道大系編纂会 1986.03)
- 【E】徳島県の歴史 (T209.1イシ251石躍胤央、北條芳隆、 大石雅章、高橋啓、生駒佳也/著 山川出版社 2015.1)
- 【C】神道大系 古典編 8 (170.3シン2-8205神道大系編纂会/編 神道大系編纂会 1980.12)
- キーワード
-
- 阿波、粟国
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000333803