レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2002/02/07
- 登録日時
- 2010/08/12 02:00
- 更新日時
- 2020/02/08 13:28
- 管理番号
- 長野市立長野-01-072
- 質問
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解決
長野市には10体の青い目の人形が来たが、個々の受け入れ先はどこだったのか
- 回答
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判明したのは
綿内小学校、川田小学校→現存
城山小学校、浅川小学校、真島小学校→学校誌に「人形を受け入れた」という記述あり
上記5校だけで、人形の数の内訳などは不明でした。
- 回答プロセス
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『嵐の中に咲いた花』(教育出版センター 1991)
『ギューリック家の人々と日本』(マール社 1988)
『青い目の人形メリーちゃん』(小学館 1979)
『青い目をしたお人形は』(太平出版社 1981)
『友情の人形使節ウォヘロちゃん』(文芸社 2001)
『実録昭和史 1』(ぎょうせい 1987)
にあたるが、回答に結びつく情報の掲載はなし。
『長野県おもしろ世相史 昭和編 上』
p25 昭和2年(1927)3月
「アメリカ児童親善会から日本の児童に対して贈られてきた青い目の人形二二五体が長野県にも割り当てられて、三日県庁に届いた。県ではこれを一体ずつ各小学校、幼稚園に送った。」という記述あり。
『青い目の人形』
p174‐175
長野市若穂綿内 綿内小学校・・・1体現存
長野市若穂川田 川田小学校・・・1体現存
p247‐252
「青い目の人形」話題一覧
信毎などに記事が出ているようだが、当館には現物、縮刷版ともに所蔵がないため内容は確認できず。
県立長野図書館へレファレンス照会。
以下同図書館より回答。
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雑誌「信濃教育」第1380号(平成13年11月)に特集として信州の宝「青い目の人形」があります。そこに収録されている、梅原康嗣著「青い目の人形と信州の教師たち」66頁に「各郡市の配布校を確認できる県学務課の文書は見つかっておらず、学校誌や証言によるしかありません。」とあります。
そこで長野市の各学校誌を調査したところ以下のような記述がありました。
『長野城山学校百年史』年表12頁に「昭和2年3.15 アメリカから人形を寄贈され県より受領」
『浅川小学校百周年記念誌』520頁に「昭和2年 青い目の人形がアメリカより贈呈」
『真島小学校百年誌』247頁に「昭和2年 米国より親善使節「青い眼の人形」到着する(3月)」
また、長野市ではないのですが、東京日日新聞(毎日新聞)昭和2年3月18日信州版に「上田小学校では16日午後可愛らしい青い目の少年1名少女4名を迎へハーデーキングさんは本校に止め、メリーさんは南校に、ナオミルールさんは城下校にクローレンメイさんは西校に、トリイン君は東校に永住することになりました。-以下略」と載っています。
〔調査済資料〕
信濃毎日新聞(昭和2年3月)、毎日新聞(昭和2年3月)、朝日新聞(昭和2年3月)、長野県報(昭和2年) 他
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- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『長野県おもしろ世相史 昭和編 上』長野県おもしろ世相史刊行会/編 郷土出版社 1992.04 <N209.7ナ1>
- 『青い目の人形』武田 英子/編著 山口書店 1985.08 <916タ>
- 『信濃教育 2001年11月号』信濃教育会 2001.11 <雑誌>
- 『長野城山学校百年史』長野市立城山小学校 1973 <N376.2シ>
- 『浅川小学校百周年記念誌』浅川小学校百周年記念誌委員会/編集 浅川小学校百周年記念事業実行委員会 1990.03 <N376.2ア>
- 『真島小学校百年誌』真島小学校百年誌編集委員会/編 1973 <N376.2マ> (南部図書館所蔵)
- キーワード
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- 長野県
- 青い目の人形
- 照会先
- 寄与者
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- 県立長野図書館(http://www.library.pref.nagano.jp/)
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000070036