レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年11月30日
- 登録日時
- 2019/12/04 10:44
- 更新日時
- 2020/02/29 10:47
- 管理番号
- 2019-42
- 質問
-
未解決
吉川流砲術、㐬木流棒術について、また、吉川流と笹山藩に関わることを知りたい。
- 回答
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1 「砲術吉川流」は、【資料1】p417の記述で、愛媛県生涯学習センターがインターネット上に公開しているデータベース「えひめの記憶」において、「吉川流」のキーワード検索により閲覧できる。
http://www.i-manabi.jp/system/regionals/regionals/search
また、この部分は、【資料2】から引いたもので、資料を確認すると、p11-12に「西条・小松藩の文教」の章の「藩校択善堂の創立」の項目の中で、次のように記述されている。
藩校ではこれらの学問のほかに、武芸の訓練が行なわれた。武芸ははじめ択善堂の外で実施されたが、文久年間に堂内でするようになり、そのために文武館とも云ったと伝えられる。武芸には剣術・槍術・弓術・馬術・柔術・砲術等があり、剣術では民谷・真影流、槍術では大村流、弓術では吉田・竹林流、馬術では大坪流、柔術では関口流、砲術では氏田・吉川・関の各流が修練された。槍・柔術は校内に稽古場があったが、馬・弓は校外で、砲術は海岸で訓練された。なお武芸は一二~三歳以上になった士卒が従事する定めであった。
2 「吉川流砲術訓練の成績」は、【資料3】p38~49に収録されていて、「郷土古文書史料集 87 筆者所蔵文書 担当 喜代吉栄徳」という題で、古文書と活字化したものが左右ページに並んでいる。注があるだけで、解説文はない。
3 「吉川流と笹山藩に関わること」「㐬木流棒術」については関連資料が見つけられなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
先祖は笹山藩の藩士で、明治に曾祖父がその父のことを書いた書類がある。その文章は、「父栄三郎ハ藩中ニてモ㐬木流棒術、吉川流砲術ノ二種ヲ修メ最モ藩中ニ聞アル由ヲ傅居ニ付自分モ・・・・」この文章で「㐬木流棒術」と「吉川流砲術」をインターネットで検索したが見当たらず、検索で貴図書館のレファレンス事例詳細に、砲術「吉川流」と、「吉川流砲術訓練の成績」の資料の存在を知った。(愛媛県立図書館レファレンス事例詳細 管理番号22-39)
- NDC
- 参考資料
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- 【資料1】『愛媛県史 近世 上』(愛媛県 1986) <当館請求記号:K200-31>
- 【資料2】『愛媛県教育史 第1巻』(愛媛県教育センター 1971) <当館請求記号:K372-12-1>
- 【資料3】『郷土史談 第173号』(新居浜郷土史談会 1989)<当館請求記号:K214-7>
- キーワード
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- 西条藩
- 砲術
- 吉川流
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000269820