レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/03/29
- 登録日時
- 2022/08/08 00:30
- 更新日時
- 2022/08/10 09:05
- 管理番号
- 所沢本-2022-013
- 質問
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解決
所沢市の「牛沼」の地名の由来について調べたい
- 回答
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牛沼の地名は、臥牛に似た沼があったので、この地名が起こったとされています。しかし現在その沼は残っていません。
以下の資料に記述があります。
〇『所沢市史 地誌』 所沢市史編纂委員会/編 所沢市 1980年
〇『所沢の歴史と地理』 内野弘/著 山陽印刷 1985年
〇『ところざわ歴史物語』 所沢市教育委員会/編 所沢市教育委員会 2020年
〇『所沢市史研究 第19号』 所沢市教育委員会文化財保護課/編 所沢市教育委員会 1996年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『所沢市史 地誌』 所沢市史編纂委員会/編 所沢市 1980年
p54「〇牛沼=本村を貫流する谷戸川(東川とも云う)に沿い、臥牛に似た沼があったので、この地名が起ったとされている。【市史】」
「〇牛沼=閻魔堂の下に沼あり。形臥牛に似たるを以て牛沼の名称起れりという。【郡村誌】」と記述あり。
〇『所沢の歴史と地理』 内野弘/著 山陽印刷 1985年
p202に『所沢市史 地誌』と同様の記述あり。
×『日本歴史地名大系 11 埼玉県の地名』 平凡社 1993年
p452「牛沼新田」の項目あり、地名の由来はなし。
×『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1980年
p135「牛沼」の項目あり、地名の由来はなし。
2.後日調査の追加事項
〇『ところざわ歴史物語』 所沢市教育委員会/編 所沢市教育委員会 2020年
p187「昔、長栄寺近くに牛の形をした沼があったからこの名がついた」との記載あり。
〇『所沢市史研究 第19号』 所沢市教育委員会文化財保護課/編 所沢市教育委員会 1996年
p79「所沢再発見その二 ところざわ地名散歩(上)」p89「牛沼」の項に、上記と同様の記述と「しかし現在その沼が存在したことを思わせるものは何も残っていません。」との記述あり。
△『埼玉県地名誌』 韮塚一三郎/著 北辰図書 1977年
p141「牛沼」の項に「牛沼の牛は象形語か、霊牛の住む沼の意であろうか。」との記載があるが根拠は示されていない。
3.記載のなかった資料
×『所沢の地名雑記』 内野 弘 1973年
×『武蔵野の地名』 中島利一郎/[著] 新人物往来社 1976年
×『大日本地誌大系 14』 雄山閣 1996年
×『武蔵野歴史地理 第7冊』 高橋源一郎/著 有峰書店 1972年
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 所沢市史 地誌 所沢市史編纂委員会/編 所沢市 1980.3 213.4
- 所沢の歴史と地理 内野弘/著 山陽印刷 1985 213.4
- ところざわ歴史物語 所沢市教育委員会/編 所沢市教育委員会 2020.11 213.4
- 所沢市史研究 第19号 所沢市教育委員会文化財保護課/編 所沢市教育委員会 1996 K213.4
- キーワード
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- 牛沼
- 地名
- 由来
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000319766