レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年10月12日
- 登録日時
- 2014/06/02 15:54
- 更新日時
- 2015/06/04 16:42
- 管理番号
- いわき総合-地域221
- 質問
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解決
「しまだたてわき」について知りたい。
天保の飢饉の際、庶民に米を分け与えて処罰された代官で、いわき市北部から双葉、広野あたりの人物らしい。この人物の没年と、親子関係が知りたい。
- 回答
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「島田帯刀(しまだ たてわき)」は父子二代で代官を務めた人物です。
父「島田帯刀」は浅川・梁川代官を務め、天保五(1834)年没。
二代「島田帯刀」は、通称島田八五郎といい、父の後を継ぎ浅川・梁川代官となりました。その後、小名浜、塙代官も兼ねています。文久三(1863)年没。
『福島県史第22巻・人物』(P261)によると、質問にある「天保の飢饉の際、庶民に米を分け与えて処罰された代官」というのは、子の島田八五郎のことであることがわかりました。
島田帯刀親子については、『福島県史』の他、『人づくり風土記』(P356-362)、『たった一枚の古文書から』(P95-)、『久ノ浜通信 第11号』(P28-29)、『梁川町史2近世』(P615-625)などにも記述がありました。
- 回答プロセス
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1.資料を調査
【資料①】『福島県史第22巻・人物』
【資料②】『人づくり風土記7』
【資料③】『たった一枚の古文書から』(猪狩利夫∥著)
【資料④】『久ノ浜通信 第11号』
【資料⑤】『梁川町史2 近世』
上記資料に島田帯刀親子についての記述が確認できた。
※追記 【資料⑥】『徳川幕府全代官人名辞典』(村上直 [ほか] 編 東京堂出版, 2015)p229にも記述あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『福島県史第22巻・人物』[K/210.1-0/フ・1110038047]
- 【資料②】『人づくり風土記7』[K/210.5-0/ヒ・1112063910]
- 【資料③】『たった一枚の古文書から』[K/210.5-1/イ・1111368989]
- 【資料④】『久ノ浜通信 第11号』[K/291/ヒ-11・1111243281]
- 【資料⑤】『梁川町史2 近世』[K/210.1-2/ヤ・1111919377]
- 【資料⑥】『徳川幕府全代官人名辞典』[R/281.0/ト・1114537044]
- キーワード
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- 島田帯刀
- 天保飢饉
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000153957