レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年01月09日
- 登録日時
- 2021/08/13 16:48
- 更新日時
- 2021/10/06 16:43
- 管理番号
- 新県図-01463
- 質問
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解決
城貞成(貞茂)について
- 回答
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下記(1)~(7)の当館所蔵資料を中心に調査したところ、下記(1)(2)の資料に城貞成(貞茂)に関する簡易な記述がありました。また、下記(3)(4)の資料に貞成の時代から「城」氏を称するようになった旨の記述が見つかりました。
(1)『安田町史』中世編(安田町史編さん委員会/編 安田町 1997)
p26「城貞成(貞茂)」の項に簡易な人物紹介があり、前九年の役と後三年の役に従軍した旨の記述がありますが、根拠となる文書等は示されていません。
(2)「越後平氏・城氏一族の先祖たち」(五十嵐力/著 『おくやまのしょう』第31号 奥山荘郷土研究会 2006 p57~67)
p61「城貞成 さだなり 城太郎貞成」の項に「繁成の息子、事績の記述が見当たらない。兄妹に女絵式部の記述があるも事績不明、興味のある女性だ。」と記述があります。ただし、p67に掲載されている「越後平氏城氏系図」では女絵式部は貞成の子どもとされています。
(3)『新発田市史』上巻(新発田市史編纂委員会/編 新発田市 1980)
p87~93「第一節 城氏の出目と越後支配」で、城氏関係の複数の系図より、貞成の頃から「城」と称するようになったのではないかと考察しています。ただし、それ以外に貞成自身に関する記述はありません。
(4)『中条町史』通史編(中条町史編さん委員会/編 中条町 2004)
p197~198「二 出羽城介平繁成と城貞成」
(5)『新潟県人物群像』第1(新潟日報事業社出版部/編 新潟日報事業社出版部 1986)
p333~365「城氏一族」
(6)『越佐史料』巻6 付録・索引(高橋義彦/編 名著出版 1971)
索引の「人名の部」を参照しましたが、「城貞成(貞茂)」の名前はありませんでした。
(7)「おくやまのしょう(奥山荘)のこと 城氏の頃(その一)」(本間弼/著 『おくやまのしょう』第3号 中条町郷土研究会 1978 扉裏)
貞成については名前のみで、「繁成から「城」を名乗り、出羽の国から越後の国へ移ってきたというのが定説である。」と記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 城貞成
- 城貞茂
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000303159