レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年07月28日
- 登録日時
- 2011/03/23 15:59
- 更新日時
- 2011/03/24 11:31
- 管理番号
- 島根参2008-07-003
- 質問
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解決
「土用三郎」の意味が知りたい。
- 回答
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当館所蔵の【資料1】より、土用三郎とは、「夏の土用入りから三日目の称。俗に、この日の天候でその年の豊凶を占い、快晴ならば豊作、降雨ならば凶作という。天一太郎・八専二郎・土用三郎・寒四郎という一年中における農家の4つの厄日の一つ」とある。
また、【資料2】より、p109「土用の第三日目を土用三郎といい、梅雨太郎(または中太郎)・八専二郎・寒四郎とともに農家の四厄日に数えられ、この日の天候で豊作・凶作を占う風習があった。土用三郎が雨なら、土用中多雨で凶作になり、天気が晴ならば豊作になるという言い伝えがあった」との記述がある。
<2011/3/24追記>
資料3:晩夏の時候の季題として「土用」があり、「第三日目が三郎となる」との記述あり。また、「土用三郎」が詠まれている句も紹介されている。
- 回答プロセス
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(1) 質問が言葉の意味であり、暦に関する内容だったので、参考資料より【資料1・2】に直接あたる。
(2) 「歳時記」にもあたる。
(参考)【資料2】p108「土用」より、土用について、「本来は二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬の前の十八日間を土用といい、一か年に四回ある。だが一般的に土用という場合は、夏の土用だけをさすようになった」とある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 時法.暦学 (449 8版)
- 参考資料
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- 【資料1】 『日本国語大辞典 第9巻 第2版』 小学館国語辞典編集部/編集,小学館,2001.9 ※貸出禁止資料 (p1367「土用三郎」 R813.1/ニ/9)
- 【資料2】 『現代こよみ読み解き事典』 岡田 芳朗/編著 阿久根 末忠/編著,柏書房,1993.3 ※貸出禁止資料 (p108~109「土用」 R449.3/ゲ93/)
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【資料3】 『新撰俳句歳時記 夏 新装版』 皆吉 爽雨/編
,明治書院,1997.4 (p18~19「土用」 911.3/シ97/
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- キーワード
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- 土用三郎(どよう さぶろう)
- 厄日
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000083140