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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000138752
提供館
(Library)
近畿大学中央図書館 (3310037)管理番号
(Control number)
20131016-3
事例作成日
(Creation date)
2013年10月16日登録日時
(Registration date)
2013年10月16日 15時19分更新日時
(Last update)
2013年10月17日 15時12分
質問
(Question)
暗車とはなにか? この語が最初に使われだしたのはいつ頃か?
回答
(Answer)
 読みは「あんしゃ」、船のスクリューのこと。初期の蒸気船で、外車に対し水面下の推進機をいった。
 万延元年(1860年)の日米修好通商条約批准使節であった豊前守新見正興の随臣、玉虫左太夫誼茂が記した 『航米日録(1860年)』 の中にこの語が見つかる。閏3月6日の日記に、乗艦した米艦ロアノーク号の構造を説明して、スクリュープロペラのことを示し 『俗ニネリ仕掛ト唱ヘ、外ヨリ見ル能ワズ、故ニ之ヲ称シテ暗車ト云フ』 と記している。
回答プロセス
(Answering process)
◆ JapanKnowledgeを使って、Kw:"暗車"で検索する。 → 【日本国語大事典】に以下の記述がある。
 ○あんしゃ〔名詞〕  (船の)スクリュー
 ※ 航米日録〔1860〕 「蒸気は船の中央にあり、暗車なり。〈俗にねり仕掛と唱(とな)へ、外より見る能はず、故に之を称して暗車と云ふ〉」
 ※ 工学字彙〔1886〕〈野村龍太郎〉 「Screw propeller  暗車」

◆ Googleなどの検索エンジンを使って、Kw:"航米日録"で検索する。
 ・コトバンク:【世界大百科事典 第2版】
 ( http://bit.ly/17IQ91T  last_access:2013-10-16)

◆ 資料1の「文明源流叢書」の緒言には、『航米日録七巻』の説明として以下のようにあり、
・・・・・引用ここから
 本書は、萬延元年正月米國との絛約訂結の命を帯びて、正使新見豊前守を初め副使属官従臣七十七人米船ポーハタン號に乗じて渡航せし紀行にて、豊前守の従臣玉蟲誼の自記なり。従臣の筆なれば重大事件に觸れざれども、經歴せし各國の風土人情を詳記したる點に於て好箇の参考史料たるを失わず、帝国図書館所蔵寫本に據る。
・・・・・引用おわり
 コマ番号 33/258 の【航米日録 巻三】 ロノーク船大略、p.50の下段6行目に、上記の日本国語大事典の引用箇所が見つけられる。

◆ 資料2の沼田次郎校注の 『航米日録』 巻三のp.80 には、暗車の注に《初期の蒸気船の推進機スクリューのことで、水面下に装置されて外から見えないのでこの名がある。》とある。またヒネリ仕掛には、《水面下でスクリューの回転する装置の俗称》と付記されている。

◆ 資料3の工學字彙では、65/84コマ目のp.122の“Screw...”の項目に対訳が見つかる。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
船体構造.材料.施工  (552 9版)
日本史  (210 9版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】.NDLデジタル化資料: 文明源流叢書.第三(1913年): 航米日録
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1770791  last_access:2013-10-16)
【資料2】.沼田次郎 校注 , 松沢弘陽 校注. 西洋見聞集. 岩波書店, 1974. (日本思想大系 ; 66)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I001412595-00  (本学所蔵 121.08//N77//66)
【資料3】.NDLデジタル化資料: 工學字彙(1886年):p.122 【SCR-SEC】
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1083974  last_access:2013-10-16)
【資料4】.高槗成美,中田正心著.玉蟲左太夫論.中央学院大学 人間・自然論叢.p.1-17,2011.
(【PDF】 http://wwwlib.cgu.ac.jp/cguwww/06/32/032-07.pdf  last_access:2013-10-16)
【資料5】.ナカジマプロペラ 公式Website : プロペラの歴史
http://www.nakashima.co.jp/technology/museum/museum/3_1.html last_access:2013-10-16)
キーワード
(Keywords)
玉蟲左太夫(たまむし・さだゆう)
仙台藩士
新見正興(しんみ・まさおき)
ポーハタン号
咸臨丸
遣米使節
批准使節
日米修好通商条約
万延元年
玉蟲誼茂(たまむし・やすしげ)
外輪船
船舶構造
ロアノーク号
安政7年
幕末期
事物起源
日米通商航海条約
遣外使節
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
外務省外交史料館
備考
(Notes)
1860年に江戸幕府の使節がアメリカを訪問したそうですが、その時、どのような航路を取ったのですか。 (外務省外交史料館
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000075638
調査種別
(Type of search)
文献紹介 事実調査
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000138752解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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