レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年12月19日
- 登録日時
- 2006/12/13 14:59
- 更新日時
- 2007/12/12 10:39
- 管理番号
- 相橋-H18-014
- 質問
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解決
『日本絵巻大成』(中央公論社)のいずれかの巻に収録されている①深山(山奥を歩く僧の絵)②ゴズメズ(上体が馬/牛で、下半身が人間の生き物の絵)を見たい。
- 回答
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『日本絵巻大成』(中央公論社)には正編、続編、続々編があるが、自館で所蔵のある資料の範囲内で回答した。所蔵状況は、正編(21巻・別巻なし)、続編(6,14,15巻なし)、続々編(全てなし)。
①については、候補が複数あり。『続 日本絵巻大成 1巻』P20-21、『日本絵巻大成 26巻』『続 日本絵巻大成 6巻』『続 日本絵巻大成 8巻』
②『日本絵巻大成 7巻』P67-69、73の「益田家本甲巻」に馬頭羅刹が描かれている。
- 回答プロセス
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①『日本絵巻大成』の副書から“深山”を探すが見つからなかったため、所蔵する『日本絵巻大成』を1冊ずつ確認してみる。『続 日本絵巻大成1巻』P20~21にそれらしい絵がみつかり、説明文に“深山”と記載があった。ただし他にも“深山”と記載はないものの、山奥を歩く僧の絵は複数あった。『日本絵巻大成26巻』『続 日本絵巻大成6巻』『続 日本絵巻大成8巻』。あとは実物を利用者に見ていただく。
②「ゴズメズ」について調べたところ、中国では牛頭馬頭、日本では牛頭天王,馬頭観音。『平家物語』に出てくる地獄の獄卒とあった。これをヒントに『日本絵巻大成』の副書を調べていくと『日本絵巻大成7巻』に“地獄草子病草子”とあったため、中身を確認したところP67~69、73にそれらしい絵を発見。『益田家本甲巻』の馬頭羅刹。
- 事前調査事項
- NDC
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- 絵画.書.書道 (72 9版)
- 参考資料
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『日本絵巻大成』(中央公論社)
- 『続 日本絵巻大成』(中央公論社)
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『日本絵巻大成』(中央公論社)
- キーワード
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- 深山
- ゴズメズ
- 馬頭羅刹
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 絵画
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000032298