レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年05月27日
- 登録日時
- 2010/09/24 16:51
- 更新日時
- 2011/03/18 16:53
- 管理番号
- 相大-H22-0036
- 質問
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未解決
法隆寺の「大湯屋」(国の重要文化財建造物)の建物の大きさ・用途などを調べたい。単なる浴室か貧者への施しとしての施設だったのかも知りたい。
- 回答
-
『法隆寺の謎』の大湯屋の項、『東大寺辞典』大湯屋の項を提供した。
大きさ・用途については不明。
『法隆寺の謎』によるとP44「大湯屋」の項に「かつて寺僧たちが入った風呂のことで、(略)。」という記述あり。
他に『法隆寺の至宝』の情報を提供した。
- 回答プロセス
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・法隆寺関連の資料を分類185の棚と参考資料の辞典類で探す。
①『法隆寺の謎』高田良信/著 小学館 1998【S16089880 188】 P44「大湯屋-二つの大釜を備える大浴場」の項あり。
著者の高田良信は、元法隆寺管長。「かつて寺僧たちが入った風呂のことで、(略)。」という記述あり。
②『古寺をゆく境内地図 京都・奈良編』小学館 2002【S21086590 185.916】境内地図のみ
③『古寺をゆく 1 法隆寺』小学館 2001【S21158993 T291】境内地図のみ
④『東大寺辞典』平岡定海/著 東京堂出版 1980 【S07284276 R185】 P35大湯屋の項あり。現在の建物は室町時代に大修理したもの。
「『七大寺巡礼私記』では現在の鐘楼の北とあって、その大湯屋には差鍋一口足鼎二口があったようである。」と記載あり。
『七大寺巡礼私記』大江親通/著 荻野仲三郎/出版 1936 国立国会図書館マイクロフィッシュであり。
⑤『日本古代史辞典』朝倉書店 2005【S24816233 R210.3】 記載なし
⑥『国史大事典 第2巻』吉川弘文館 1998【S05970611 R210】 記載なし
⑦『日本史大事典1』平凡社 1992【S23161466 R210】 記載なし
⑧『日本国語大辞典 第2巻』小学館 2001【S17114240 R813.1】P1000
大湯屋の項はあるが、「大きな浴室。大きな湯殿。村落の共同風呂。」とあり
法隆寺 との関連記載なし。
⑨『美術作品レファレンス事典 国宝・重文篇 2』日外アソシエーツ 2009【S28710606 R709】に
『法隆寺の至宝第1巻 西伽藍 昭和資財帳』小学館 1991 の記載があったが、市内に蔵書がなく資料は未提供。
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 寺院.僧職 (185 9版)
- 参考資料
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- 『法隆寺の謎』高田良信/著 小学館 1998
- 『東大寺辞典』東京堂出版 1980
- 『日本国語大辞典2』小学館 2001
- キーワード
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- 法隆寺
- 大湯屋
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 建造物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000071705