レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/07/03
- 登録日時
- 2014/08/23 00:30
- 更新日時
- 2014/08/23 00:30
- 管理番号
- 6001003635
- 質問
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解決
滝沢馬琴の兎園小説に、「十一月奥州八戸に知人から来た手紙の一説」があり、その中に「当時の相場」として、玄米、こぬか、大豆、そば、・・・などの値段が書かれているそうです。それらの具体的な数値(値段)を書いた部分を教えていただきたくお願いします。
- 回答
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当館所蔵の「兎園小説」から調査しました。
『日本随筆大成 第2期 1 兎園小説』(吉川弘文館 1973)【914/1】
p.141に「天明三年癸卯十一月十一日、奥州三戸郡南部内臓頭殿領分八戸の恵比寿屋善六より、本店江戸田所町かど井筒屋三郎兵衛へ遣いしゝ書状左の如し。」の書簡「1.追々御承知可被遊、当地凶作前代未聞御座候。」で始まりp.142「相場は市毎に引上ゲ、当時相場左之通り、1.玄米 壱升に付 壱弐百五拾文 1.こぬか 同 五拾文 1.大豆 同 百五拾文 1 搗粟 同 弐百三拾文 1.蕎麦 同 百廿文 1.豆腐粕 同 廿五文 1.片舂(ツキ)麦 同 二百文 1.フスマ 同 六拾文 1.粗稗(アラヒエ) 同 百文1.両替六貫三百文 右之通何品によらず、食物に相成候類、過分之値段に御座候間、....」と続いています。
[事例作成日:2014年7月3日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 評論.エッセイ.随筆 (914 8版)
- 参考資料
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- 日本随筆大成 第2期 1 日本随筆大成編輯部∥編 吉川弘文館 (141)
- キーワード
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- 兎園小説(トエンショウセツ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000158772