レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年11月3日
- 登録日時
- 2007/07/11 02:10
- 更新日時
- 2009/02/10 17:27
- 管理番号
- OSPR05110194
- 質問
-
未解決
吹田市山田東にあったお菓子屋さんの物置からお菓子を作るときに使う木型が
出てきた。木型には「弘化三年」「寄得軒」「亀屋」「浪花住」の墨書きがある。
この「寄得軒」についてわかることがあれば、知りたい。
もしかすると、木型を作ったお店の名前かもしれない。
『吹田志稿』は確認しましたが、情報がありませんでした。
- 回答
-
弘化3(1846)年前後の大阪の商工案内『大阪商工銘家集』(弘化3)や『浪華買物独案内』(天保3)
(どちらも『大阪経済史料集成』第11巻(大阪商工会議所、1977)に収録)には
「亀屋」、「寄得軒」ともみあたりませんが、少し後の元治元 (1864)年前後の
大阪の飲食店316軒の店頭風景を描いた画帖『花の下影』(清文堂出版、1986)に
(1)No.156亀屋饅頭(心斎橋大宝寺町)と(2)No.304亀屋大饅頭(新町)の二軒の亀屋が
掲載されています。(1)の亀屋は、幕末から明治にかけての浪華に関する
百科事典のような書物『浪華百事談』(『日本随筆大成』第3期2(吉川弘文館、1976)に収録)にも
p.193に亀屋饅頭としてでてきますし、『浪華の魁(さきがけ)』 (明治15)にも、
饅頭商 心斎橋大宝寺町北江入 濱村徳三郎 亀屋事 と記載がありますが、
「寄得軒」という名は調査した限りではどれにも見当たらず、
お尋ねの「亀屋」がこれに該当するのかどうかは確認することができませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 食品工業 (588 8版)
- 参考資料
-
- 『大阪経済史料集成』第11巻(大阪商工会議所、1977)
- 『花の下影』(清文堂出版、1986)
- 『日本随筆大成』第3期2(吉川弘文館、1976)(ページ:193)
- 『浪華の魁(さきがけ)』 (明治15)
- キーワード
-
- 寄得軒
- 大阪
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000035938