このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
大阪府立中之島図書館 (2120002)管理番号
(Control number)
6001007497
事例作成日
(Creation date)
2014/05/23登録日時
(Registration date)
2015年03月20日 00時30分更新日時
(Last update)
2015年03月20日 00時30分
質問
(Question)
江戸期大坂の島之内及び船場の町並みを個人的に調べております。
特に各町(例:島之内の大宝寺町)がどの様な商いを行っている店等が軒を連ねていたのか等の情報を求めております。
他区になりますが、西区関連では「埋もれた西区の川と橋」を参照しております。
この様な感じの書籍を探しております。
上記事項を記載した書籍が貴館で所蔵されているかお調べいただけないでしょうか。
回答
(Answer)
何点か、参考になりそうな資料がありましたので、以下に紹介いたします。ご参照ください。
(【 】内は、当館の請求記号です。)

まず、船場に関する資料ですが、
『船場 風土記大阪』 宮本又次著 ミネルヴァ書房 1960.12 【510/3907/#】
各町名ごとのランドマークになる商店や事物を掲載している基本資料です。
その他、
『まちに住まう 大阪都市住宅史』 大阪市都市住宅史編集委員会編 平凡社 1989.8 【718/1267/#】 P158-
 「4 天下の台所」 3 商いと活業 に 問屋・仲買の町、商人・同業者の町、職人の町として、
伏見町-呉服・舶来品、道修町-薬品などが挙げられているほか、『懐中難波雀』『難波鶴跡追』『増補難波雀跡追』『難波鶴』『改正増補難波丸綱目』などに掲載されている「諸商人・諸職人売物所付」「諸商人・諸職人所付」としていろは順に商品名とそれを販売・生産する町の名前を掲載していますと紹介しています。これらの、『懐中難波雀』『難波鶴跡追』『増補難波雀跡追』『難波鶴』『改正増補難波丸綱目』などを翻刻している資料として、
『古版大阪案内記集成 翻刻・校異・解説・索引篇 (重要古典籍叢刊)』 塩村耕編 和泉書院  1999.2 【291.63/773N/】
『大阪編年史 第26巻 拾遺』 大阪市立中央図書館市史編集室編集 大阪市立中央図書館 1978.3
「諸商人・諸職人売物所付」(『懐中難波雀』)、「諸商人・諸職人所付」(『改正増補難波丸綱目』)を所収
を挙げることができます。ただし、ご質問の趣旨から町名から商うものを探すことを目的とする調査には不向きかと思われます。

また、町並みということで、商店の建築や町並みの復元図について近世・近代の資料は、
(1)『近世大坂の都市空間と社会構造』 塚田孝編 山川出版社 2001.2 【216.3/536N】
「第1部 第2章 近世末・近代初頭の大阪北船場における集住構造と職住形態」谷直樹・三浦要一著(P46-65)
大阪北船場に所在した町家を一筆ごとに書上げた資料『建家取調図面』を研究しまとめたものです。同書のP53~P55には『建家取調図面』のうち、伏見町3丁目、道修町3丁目、平野町3丁目の連続平面図が掲載されています。

(2)『町に住まう知恵』谷直樹著 平凡社 2005.4 【518.8/1215N】
「第4章 伝統的都市型居住とその近代的変容-道修町の町家」(P111-147)
上述の(1)と同様に『建家取調図面』をもとに研究がなされています。
道修町の宅地割や集住空間の解析、連続平面図などが掲載されています。

(3)『建築のルール・大阪100年の歩み』 大阪建築法制100周年記念誌編集委員会編 大阪府建築士会 1988 【720/1241/#】
大阪における、建築のルールの歴史をまとめた資料です。「具体的な歩み」に明治前期の項があります。(P17-29)
近代建築ルールの登場、明治19年「長屋建築規則」制定の背景、明治期大阪の市街地と建物などが述べられています。

(4)「大阪上町の町割と町並」 矢内昭 (『大阪府の歴史 第8号』 大阪府史編集室編集 大阪府史編集室) 1977.1 P2-22【328/687/#】
水帳などを参考にして作成した江戸時代の大坂の町の復元図が何点か掲載されています。
※復元図はいずれも平面図で、道路、土地割、家屋敷の代表者名が記されています。以下の(5)、(6)の復元図も同様の平面図です。
・P15「内本町橋詰町復元図(安政三年)」
・P17「骨屋町筋と本町通界わい復元図(安政三年)
・P20「鈴木町界わい復元図(安政三年)」
・P21「天満橋・天神橋両南詰界わい復元図(安政三年)」

(5)「船場の町並みあちらこちら-安政水帳などからの復原-」 矢内昭 (『大阪春秋 第31号』 新風書房 1984.3)  P48-57 【雑/2499/#】
水帳などを参考にして作成した復原図が掲載されています。
・P49「北脇東三丁の町並み-安政3年-(復原図化・矢内昭)」
→(高麗橋一丁目)嘉永四年家持借家人別判形帳」、「(高麗橋一丁目)慶応三年地主絵図」、「(北浜一丁目、今橋一丁目)安政三年水帳」から作成したとあります。
・P51「過書町図-安政3年(復元図化・矢内昭)」
・P56-57「伏見町・道修町・平野町三通りの町並み」
→安政水帳により街並みを復原とああります。

(6)『大阪古地図物語』 原田伴彦[ほか]著 毎日新聞社 1980.7) 【378/797/#】
こちらにも、水帳などをもとにした町並の復元図が掲載されています。
・P144-145「北脇東部水帳絵図(安政3年)復元図 矢内昭」
・P146-147「北脇西部水帳絵図(安政3年)復元図 矢内昭」
・P150-156「道修町通り水帳絵図(安政3年)復元図 矢内昭」

(7)参考~大阪府立中之島図書館所蔵の町方文書~
中之島図書館にも近世大坂の各町で管理していた文書がいくつか残されており、そのなかには絵図(平面図)が付されているものもあります。
ただし、町によっても文書管理の仕方は異なると考えられるため、求める情報があるかどうかは文書を丹念に見ていく必要があります。
・大阪府立中之島図書館蔵「近世文書目録」
http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/osaka/kinsei_monjo.html
これら以外にも「道修町三丁目文書」や「平野町二丁目文書」、「菊屋町文書」、「木挽町文書」といった町方文書を所蔵しており、中之島図書館内で目録もご覧いただけます。
・大阪府立中之島図書館 貴重書・文庫一覧
http://www.library.pref.osaka.jp/lib/collect.html

最後に、西区の川と橋の資料ですが、
『大阪の橋』 松村博著 松籟社 1992.5 【515/6N/】をはじめ地名辞典等で見ていただくことができます。
[事例作成日:平成27年2月16日]
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
『南区志』大阪市南区役所
NDC
日本  (291 8版)
橋梁工学  (515 8版)
参考資料
(Reference materials)
船場宮本/又次∥著ミネルヴァ書房
大阪編年史第26巻大阪市立中央図書館市史編集室∥編集大阪市立中央図書館
キーワード
(Keywords)
船場(センバ)
島之内(シマノウチ)
橋(ハシ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
大阪
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000169546解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!