レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/10/25
- 登録日時
- 2015/02/14 00:30
- 更新日時
- 2015/02/14 00:30
- 管理番号
- 6001006662
- 質問
-
未解決
阪南町になる前の明治期の町村境界線を地図で見たい。現在の道路や地図と重ね合わせることができるように、なるべく詳しいものがあればよい。阪南市立図書館所蔵の『大阪府全志附録』(大正11年の復刻)の地図により、下荘村・東鳥取村・西鳥取村・尾崎村のおおまかな形・位置はわかったが、この『大阪府全志』の地図の元になった地図が府立図書館にないか。明治22年の町村合併時の境界とともに、その前の村の境界の地図もあれば見たい。
- 回答
-
『大阪府全志』の地図につきましては、同書巻之一の凡例を見る限り、「本書には大阪府管下地図、…泉南郡…(以上は十萬分の一)地図、計十二枚を添附す。各郡内に劃したる舊郡は、明治二十二年四月一日町村制施行當寺の現在に依る。」とあるだけで、当館所蔵の地図を確認しましたがそちらからも手掛かりを得ることができず、残念ながら「元になった地図」が何であるのかまでは分かりませんでした。
そこで、阪南町付近の明治時代の地図が無いか探したところ、以下の地図の所蔵を確認しました。
(【 】内は、当館の請求記号です。)
(1)『大阪百年史 付図』大阪府 1968【328/411/#】
「市制町村制施行直前行政区画図(明治22.3.31)」と「市制町村制施行当時行政区画図(明治22.4.1)」があります。町村ごとの区画地図のため、細かな境界線は不明ですが、両者を比べると「山中新田」「箱作」「貝掛舞」が「下荘村」と、「桑畑」「自然田」「山中」「石田」「黒田」「下出」「鳥取中」が「東鳥取村」と、「波有手」「新」が「西鳥取村」と、「尾崎」が「尾崎村」にそれぞれ重なるようです。
(2)『京阪地方仮製二万分一地形図』(参謀本部測量局 明治18年~明治22年刊の復刻)【B454/69N】
65「尾崎村」及び77「山口鄕」(どちらも明治19年測量)に各村の地形がもう少し詳しく書かれています。但し、当館で複製したものなので画像はあまり鮮明ではありません。原本【454.9/10N】には少し書き込みがございますが、ご覧いただくならこちらの方が良いかも知れません。
その他、『大阪府管内細見全図』(明治16年)【378/672】も確認しましたが、上記の2件以上に区分が分からない状態になっています。
お探しのものとはかなり違うようにも思いますが、(1)には協力貸出が可能な資料もございますので、宜しければ、直接ご確認いただければと思います。
[事例作成日:平成26年12月20日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
『阪南町史』『図歴地形図』『東鳥取村史』『西鳥取村史』『鳥取郷史』
『東鳥取村史』には付録地図があり、東鳥取村の境界線についてはある程度把握できる。
その他の資料については、利用者の求める地図はなし。
- NDC
-
- 日本 (291 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪,地名・地域
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000167663