レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年12月24日
- 登録日時
- 2005/12/24 18:03
- 更新日時
- 2010/02/12 13:43
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- 宮県図レファ05-0029
- 質問
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解決
東京国立博物館所蔵の国宝「圜悟克勤墨跡(印可状)」(えんごこくごんぼくせき)は、前半19行だけしかないが、後半部分を探している。何かわかる資料はないか。
- 回答
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『圜悟仏果禅師語録』巻十四の「示隆知識」
『大正新脩大蔵経 第47巻 諸宗部』に収録されている。
- 回答プロセス
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『国宝・重要文化財大全8 書跡』をみると中国の墨蹟として写真があった。「流れ圜悟」と呼ばれることもあるらしい。行数は確かに19行。解説には「圜悟克勤(1063~1135)が法嗣(ほつし)虎丘(くきゅう)紹隆(じょうりゅう)に宣和六年(1124)に与えた印可状の前半19行で後半を逸する。」 とあり、後半部分は現存しないことが分かる。
『中国の美術 2 書蹟』に「この法語は、弟子の虎丘紹隆らが編集した『圜悟仏果禅師語録』巻十四に「示隆知識」と題して収録するものの前半部分である。」とあり、『大正蔵』巻四十七に収録されていることが示されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728 9版)
- 参考資料
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- 『中国の美術』 2 書蹟 (淡交社 1982)
- 『国宝・重要文化財大全』8 書跡(毎日新聞社 1999)
- キーワード
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- 圜悟克勤墨跡
- 印可状
- 流れ圜悟
- 国宝
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 国宝
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000026914