レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年08月13日
- 登録日時
- 2019/08/13 15:42
- 更新日時
- 2019/09/04 18:37
- 管理番号
- 蒲郡-2019-08131-児
- 質問
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解決
本を読んでいたら「モグラは北海道にはいない」という記述があった。その理由が書いてある本を探している。
- 回答
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『野生動物をしらべよう 郷土の研究 1 (北海道地方)』p.38に、「北海道と本州とで、すんでいる動物がちがうのは、動物たちが津軽海峡を渡ることができなかったためだと考えられています。津軽海峡をはさんで動物の種類が異なるので、ここを分布境界の意味でブラキストン線とよんでいます。」という記述あり。
- 回答プロセス
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1.児童室の動物の図鑑でモグラを調べたが、それらしい記述はなし。(7月末で夏休みのため、書架に本が少なかった。)
2.一般室のモグラの本をみてみる。「モグラは北海道にいない」という記述はあるが、理由が書かれている本は見つからなかった。
3.生物に詳しい職員に聞くと、「ブラキストン線」で生物の分布が変わるということがわかった。「ブラキストン線」をインターネットで検索。いくつかのサイトを参考に、「氷河期時代に津軽海峡を渡ることができなかったのではないか」と伝える。
4.書架より『野生動物をしらべよう 郷土の研究 1 (北海道地方)』に記述があるのを見つける。北海道にしか見られない動物、本州にしか見られない動物の紹介、その歴史的理由などが、詳細に、また、小学校高学年の方にも分かりやすい言葉で解説されていた。
5.上記の本を貸出。また、お家でもインターネットで「ブラキストン線」を調べてみるとメモされていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 動物地理.動物誌 (482 10版)
- 参考資料
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野生動物をしらべよう : 郷土の研究 1 (北海道地方). 福武書店, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002111270-00 , ISBN 4828838503
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野生動物をしらべよう : 郷土の研究 1 (北海道地方). 福武書店, 1991.
- キーワード
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- ブラキストン線
- 生物
- 分布境界
- 津軽海峡
- 北海道
- モグラ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 動物
- 質問者区分
- 小中学生
- 登録番号
- 1000260144