レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/05/13
- 登録日時
- 2020/09/12 00:30
- 更新日時
- 2020/09/12 00:30
- 管理番号
- 滋2020-0004
- 質問
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解決
滋賀県出身の織豊期の武将で豊臣五奉行の一人、増田長盛の生涯・軍功や検地などの業績について書かれた書籍を知りたい。
- 回答
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増田長盛について記述があった資料は以下の通りです。
概説的に述べられているものとしては、雑誌『湖国と文化 2000年夏号(通巻92号)』『国書人名辞典 第4巻』『郷土歴史人物事典滋賀』『名将言行録 4』などがあります。
なお、資料によって、出生地(尾張国増田村または近江国浅井郡益田村)や関ケ原の戦い以降の解釈・人物評などが異なっていました。
軍功・業績については資料によって重視される年代・地域がまちまちで、経歴全体を知るためには、複数の資料を参照する必要があります。
『滋賀県百科事典』には、初期の経歴として「はじめから豊臣秀吉につかえ、小牧・長久手の戦いで活躍し、兜首2級をあげて名を知られる。」とあります。
『戦国人名事典』には、主に秀吉の小田原攻め前後について記述されており、増田長盛が関東諸大名への検地・所領安堵などにも関わっていたことがわかります。参考文献として、関東地方の地域資料も挙げられています。
『三百藩藩主人名事典 3』には、文禄の役以後のことが触れられています。
その他、『角川日本姓氏歴史人物大事典 26 京都市』には、天正18(1590)年に三条橋を架けたこと、文禄3(1594)年に伏見城普請を担当したことなどが業績として挙げられています。
滋賀県の地域資料としては、『近江長濱町志 第3巻 本編 下』『改訂近江國坂田郡志 第3巻 下』の人物誌に増田長盛の項があります。
どちらも出生地を浅井郡益田村真宗寺とし、長浜箕浦町長谷川氏の養子となったなど、秀吉に仕える前の経歴について記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 8版)
- 参考資料
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- 1 湖国と文化 通巻90号?通巻93号 滋賀県文化体育振興事業団 P 2000年夏号(通巻96号)p.26-28
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2 国書人名辞典 第4巻 は-わ 市古貞次∥[ほか]編 岩波書店 1998年 R-2810-4 p.370 -
3 郷土歴史人物事典滋賀 渡辺守順∥著 第一法規 1979年 S-2800- 79 p.34 -
4 名将言行録 4 岡谷繁実∥著 岩波書店 1988年 3-IB-173 p.189-190 -
5 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 L-0300- 84 p.684 -
6 戦国人名辞典 戦国人名辞典編集委員会∥編 吉川弘文館 2006年 R-2810-セ p.897 -
7 三百藩藩主人名事典 3 藩主人名事典編纂委員会∥編 新人物往来社 1987年 R-2810-3 p.564 -
8 角川日本姓氏歴史人物大辞典 26 京都市姓氏歴史人物大辞典 竹内理三∥[ほか]編纂 角川書店 1997年 R-2881-26 p.617-618 -
9 近江長濱町志 第3巻 本編 下 中川泉三∥編 中澤成晃∥[ほか]校訂 臨川書店 1988年 S-2161-3 p.574-575 -
10 改訂近江國坂田郡志 第3巻 下 坂田郡教育会∥編 坂田郡教育会 1941年 5-2160-3 p.406-407
- キーワード
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- 増田長盛
- 戦国武将
- 豊臣秀吉
- 奉行
- 浅井郡
- 益田村
- 長浜
- 坂田郡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000287003